★ 二ツ岳 (愛媛県 1647m) 2006年10月 8日

土居三山(東赤石山、赤星山)の一つであるこの山には今まで登る機会がなかった。と言うより心の中で避けていたのではないかと思う。

仕事先の人が夫婦でこの山に登り、主人が滑落して亡くなったのを知っていたから家内に誘われても今ひとつ気乗りがしなかった。
今日は三嶺とどちらにしようか迷ったが思い切って二ツ岳に行くことにした。
こんな気持ちが災いしたのか後でとんでもないことになる。

高松西IC手前のコンビニでHP「reikoさんの四国発 山歩きレポート」のreikoさんご夫婦にお会いする。三本杭方面に行かれるとのこと・・・
私はそんな遠くまで運転する元気はとてもとても・・・

家〜三島・川之江IC〜富郷ダム〜肉淵バス停〜林道終点登山口 約2時間

登山口の階段の傍に車が2〜3台が駐車できるスペースがある。
下側にもここにも1台もくるまが駐車してない。どうも一番乗りみたいだ。
古い鉄の階段を上がっていく。最初の15分ぐらいは植林帯の急坂だがその後は峨蔵越えまで沢あり自然林ありの中を花散策しながら快適に歩いていく。

 ▲ 登山口

 ▲ 快適な登山道

  ▲きれいな沢

  ▲ 峨蔵越え

▲はしごが架けてある登山道

  ▲こんな看板が・・・

  ▲山頂

峨蔵越えから1時間30分かかってやっと山頂。這い上がって来たと言う感じ。
山頂には4〜5人の人が休憩されていた。
ガスで展望もきかないので、早々に下山する。

  ▲下山途中から

ガスが急になくなり展望がきくようになった。右奥に見えるのがさっき登った二ツ岳。

  ▲赤星山が見える

天気は最高。慎重にここまで下りてきた。高知から来られた14人ぐらいのおばちゃんのパーティに会う。みんな元気だわ・・

  ▲鯛の頭

登りにはガスがかかり見えなかった奇岩の「鯛の頭」もハッキリ見える。
この上までは登る元気はない。ここで昼食をとる。先ほど山頂へ向かったおばちゃんの達のリュックがおいてある。身軽にして行ったようだ。

ここから30分ぐらいで平坦な峨蔵越え、私が先頭で下りていく。なぜか、いつも登りも降りも先に私が歩いている。

峨蔵越えまで15分ぐらいのところでアクシデントが起こった。
大岩の段差を越えようとして、右足を踏み出したが左足の靴が岩に引っかかり
そのまま開脚。アイタ・・タッタ・・・左膝が泣いた声が聞こえる。
もう遅い・・・。一瞬、歩けなかったらどうしようと頭をよぎる。
そろりと歩いてみる。痛みはあるが何とか自力で下山出来そう。
家内のほっとした顔。ヤレヤレ

その夜、熱がでてガタガタを震える。翌日は祭日のため当番医に診察に行く。
結果、内側側副靭帯損傷(完全断裂U度)。T、U、V度とあります。
ああ悲しいかな・・悲しいかな今年は山歩きはダメ。

原因は何だろうと考えてみる。一つは慣れで慎重さに欠けていた。二つは下りがきついので膝痛予防のため膝にサポーターを巻いていた。このため膝の伸縮が出来にくかった。三つ目はやはり年には勝てないと言うこと。
社長に山歩きもリスク管理が大事だよと言われ・・その通りですと納得。トホホ

  今日の花(クリックすると大きくなります)


サケバヒヨドリ

ヒヨドリバナ

ドウダンツツジの紅葉

シコクママコナ

アサマリンドウ

ジンジソウ

ヤクシソウ

ジンジソウ

ドウダンツツジの紅葉

ミヤマアキノキリンソウ

アキチョウジ

アケボノソウ