本島ほんじま(香川県丸亀市)

               ★2007年1月14日(日)晴れ

本島は高松市から西の瀬戸内海に浮かぶ人口600人足らずの周囲わずか
16kmの島です。
瀬戸大橋が架かる島など大小28の島々を総称して塩飽(しわく)諸島と言い
ます。塩飽と言う名は色々な説がありますが、瀬戸内海の潮流が微妙に
ぶつかったりして出来る塩の流れの「塩が湧く」からきていると言うのが
一般的です。

ある会が同じの某ホテルの社長から鉈目(なため)の会というのがあって
毎月一回山歩きとかをしているので参加しませんかとお誘いがあり、初めて
夫婦で参加することにした。鉈目とは登山道が分かるように昔は鉈で木に
小さな切込みを入れて目印にしていたのでこれからとったみたいだ。
今は赤いビニールテープが木に巻いてあるので木を痛めることもない。

今年でこの会は10周年に成るらしい。お世話をされている方は香川大学の
工学部の教授で会の歌まであるのにはびっくりした。
会長も素晴らしい人で今回は大勢の25人が参加されていた。


 丸亀港を出港

 フェリーからの讃岐富士

10時40分に丸亀港を出港した。往復運賃は1010円。


 フェリーからの瀬戸大橋

 本島港に着岸

新造船の綺麗なフェリーに乗り約30分で本島港に着いた。


 本島港にある大きな案内看板

 歩行途中の鳥居

 塩飽勤番所

 正面

塩飽勤番所は大小28の島々が散らばるこの海域に、織田信長、豊臣秀吉
を経て徳川幕府までの朱印状を得て1250石の自治を許された650人の
船方衆がいた。男たちは大名に対して人名(じんみょう)と呼ばれ、その中
から選ばれた「年寄」が島の政治を司っていた。
塩飽の要・本島にある塩飽勤番所は、寛政10年(1798)に建築、年寄り
たちが交代で政務を執った海の政所(まんどころ)である。
                                 パンフレットから引用


 勤番所本館

 同じく勤番所の中

信長、秀吉、家康らの朱印状、名奉行大岡越前守の漁場裁決書、数々の
古文書、咸臨丸乗務員の遺品などを展示している。


 笠島の町並み

 笠島の町並み

国の「重要伝統的建造物群保存地区」の選定を受けている笠島の集落


 町並みの中を気持ちよく歩く私

 遠見山展望台へ

 遠見山(107m)展望台からの瀬戸大橋

 同じく展望台から

 正覚院の水不動

 水不動のいわれ

 正覚院の階段


 八ヶ峰(160m)

 八ヶ峰頂上から

本島は平成14年8月20日に大規模な林野火災が発生して、鎮火したのは
なんと9月3日である。島の24lが焼失した。
植林をしたがまだまだ木が成長してなく土がむき出しになっている。


 ぜんざいを作る

 お地蔵さん

ぜんざいを作っていただいた。美味しかったですよ。ありがとうございました。


 夕方の本島港

 フェリーから見た夕日

初めての本島だったが気さくな人たちばかりで楽しい散策が出来た。
こんなに歴史のある島だとは知らなかった。もう一度ゆっくりと来たいと
思った。