カガマシ山(1343m橡尾山とちおやま(1222m)
愛媛県・高知県

2007年5月20日(日

新宮インター(8:00)〜登山口(8:30)登山口出発(8:45)〜遊歩道分岐
(9:05)〜ブナ原生林・シャクナゲ群生地(10:00)〜稜線(11:10)
頂上(11:40)頂上出発(12:05)〜橡尾峠(12:50)〜橡尾山
(13:15)出発(13:20)〜橡尾峠(13:40)〜遊歩道分岐(14:10)
登山口(14:25)

★歩行時間ゆっくり歩いて5時間40分
(花散策をしながらの歩きなので時間は参考になりません)

 今日は先週に歩く予定にしていたカガマシ山橡尾山に行くことにした。
伊予三島市と高知県大豊町の境にあるカガマシ山と、新宮村と大豊町の境に
位置する橡尾山はブナ原生林の残る山としてまた愛媛県有数のシャクナゲ
群生地として有名である。

ぐるっと野の花の蘭ちゃんと二年前に現地まで来たのに通行止めで登れ
なかった悲しい思い出のある山である。

22日にB社主催の山歩きで宇和島方面の三本杭(滑床山)へ行くので近場
にしようと思ったが高知自動車道 新宮ICから登山口まで30分ぐらいと
ガイドブックに書いてあったので思い切って出かけた。

新宮IC近くの霧の森駐車場で野菜などを売っていたおじさんが「マイクロバス
が上がって行きましたよ」と言う
マイナーな山なのに大勢の人が登るのかなあと思いながら・・・車を走らす。
霧の森から20分ぐらいで登山口に到着したが、すでに路肩の広くなった
所には車が数台止まりスペースがない。
登山口の少し下で愛媛ナンバーの車がスペースを空けてくれてやっと
駐車出来た。


県道脇の登山口


  人工林の少し急坂を20分ぐらい歩くと遊歩道分岐に来る。

  右方向は原生林遊歩道と書かれている。

  分からは平坦な道であるが遊歩道のように整備はされていない。

  ここからブナ、ヒメシャラの原生林の中を歩いていく。

  新芽のブナ林

  小鳥の声を聞き、森林浴をしながら歩く。

  ガマズミが咲いている。

ブナの原生林を過ぎて登りになるとシャクナゲの木が目立ち始める。
今年はどの山も花がまばらにしか咲いていない
裏年と少雨の影響があるのかもしれない。



標識もなく分かり難い分岐をUターン気味にシャクナゲの下を直登する。
ここで30数人の団体さんと鉢合わせした。
道を間違えて右の方から引き返して来たらしい。

右方面からカガマシ山に登れない事はないらしいが、踏み後もない藪を
歩かなければならないようだ。

ギンリョウソウを珍しそうに見ています。
ここからの登りは少し危険なところもあり、急坂がしばらく続く

登山道から三ツ足山(1105m)の頂が見える。
きつい急坂をシャクナゲの木を掴み登る。
シャクナゲが満開だとどんなに綺麗だろう。
稜線までは赤テープも少なく道が不明瞭なところがある。

1時間余りで稜線に出た。左に行けば橡尾山。右に行けばカガマシ山である。
ここもなんの表示もなし。深い笹をかき分けカガマシ山に向かう。
山頂が近くなると笹とブナが多くなる。振り返れば後から登る橡尾山が見える。

笹や岩を踏み分けてカガマシ山のピークに着いた。ここで昼食。
山頂はそこそこ広いが展望はきかない。
しばらくして団体さんで埋め尽くされた。
稜線まで引き返し、橡尾山に向かう

  橡尾山に向かう快適な登山道。

 カガマシ山の山頂から45分で橡尾峠に着いた。
 ここを真っ直ぐに行き、橡尾山に向かう。
 山頂は稜線の横にあり、展望は良くない。
 帰りは橡尾峠を分岐まで下る。

● 今日の花など


          ラショウモンカズラ

           コミヤマスミレ

              ウツギ

            オオカメノキ

             シャクナゲ

           ヤマシャクヤク


ミヤマハコベ


            ツクバネソウ

            タニキキョウ


コバノガマズミ


        バイケイソウの群生

           バイケイソウ