野地峰のじみね(高知1279m)〜黒岩山くろいわやま(高知1342m)
2007年12月4日(火) 小雪後曇り
高松(05:47)〜丸亀経由〜登山口(08:35〜53)〜野地峰(10:00〜10)〜
黒岩山(11:00〜05)〜八方ブナ(11:10〜38)〜野地峰(12:35〜45)〜
登山口(13:40)〜霧の森温泉〜高松(17:47)
歩行時間 約4時間50分(休憩含む)
八方ブナ
野地峰は大川村の北、愛媛県伊予三島市との境に位置し、白滝鉱山の
歴史と共に歩み、黒岩山は野地峰の東にひっそりとたたずんでいる山である。
![]() 登山口 |
![]() これから登山道へ |
大豊ICから国道439号を吉野川に沿って走り、県道17号、県道6号を
経由して約1時間で登山口に着いた。
登山口は広場になっていて立派なトイレや2面の野球が
出来るグランドがある。
なんでこんな山の中に広場があるのかと不思議に思っていた
帰って調べてみると、この広場は白滝鉱山の事務所跡や採掘で出た石を
積んでいたところでそこを整地したようだ。
この鉱山は別子、佐々礼尾に次ぐ第3位の産出量を誇っていたと
書かれている。当時の繁栄が偲ばれる。
アオツヅラフジ
![]() 登山道 |
![]() 南側が伐採されている |
スタート時点からあられが降り出した。レインを着ることはないが少し寒い。
樹の葉の上には白く積もっている。
なぜか南側が伐採されている。お陰で白滝鉱山跡に造られた
自然王国白滝の里や山々を見ることが出来る。
下方に白滝の里も見える
紅葉にあられ
紅葉にあられ
![]() アリノトウグサの紅葉 |
![]() ツルリンドウの実 |
山頂直下
稜線に2基の反射板が見えてくる。これを過ぎると間もなく山頂だ。
![]() 野地峰山頂 |
![]() 野地峰から黒岩山が見える |
登山口から山頂まで1時間。山頂は笹が綺麗に刈られていて首なし地蔵が
座っている。
白滝鉱山が繁栄のときは多くの人たちが野地峰山頂(峠)を越えて
伊予へ行っていたのだろう。
山頂からの展望は360度。多くの四国百名山の山並みが見える。
少し休憩して黒岩山に向かう。
![]() 稜線 |
![]() 潅木の稜線 |
稜線はスズタケが綺麗に刈り込まれていて問題なく歩くことができる。
黒岩山に近づくにつれてミツバツツジが沢山あり、5月の花の時期は
山肌を染めるだろう。
稜線からの富郷ダム
黒岩山方面から見た野j地峰への稜線
振り返ると野地峰山頂と反射板が遥か向こうに小さく見える。
この稜線にはプラスチックの境界杭?が打ち込まれていたが朽ちていて
書いてある文字は確認できなかった。
多少のアップダウンと滑りやすい岩場もあるが稜線は思っていた
以上に綺麗に整備されている。
黒岩山山腹の黒い岩
![]() 最後の急坂 |
![]() 黒岩山山頂 |
山頂直下の急坂を這い上がる。落ち葉が覆っていて滑りやすい。
帰りはロープを架けてもらい下山した。
このあたりから左手には素晴らしいブナ林が広がっている。
急坂を登りきると山頂手前の左下に見事な八方ブナを見つける。
リーダーは下見の時には確認が出来なかったらしい。
見つけられてラッキー。
山頂は笹が刈られているが展望もきかず、貧相な山名表示板が
立っているだけだ。
三角点はここから尾根を南に少し下りたところにある。
八方ブナへ向かう
山頂から少し戻り、笹をかき分けて八方ブナに向かう。
地上近くから太い幹が枝分かれしている。今までに沢山のブナを見たが
このように四方八方に幹を出しているのは初めてだ。素晴らし〜い
![]() 八方ブナ |
![]() 八方ブナ |
八方ブナを見ながらここで昼食にする。風は当たらないが少し寒い。
気温はマイナス2度。早々に食事を終らせて来た道を下山する。
早く温泉に入りたいよ。今日の入湯は新宮の霧の森温泉。