千本山 せんぼんやま(高知県 1084m

2007年12月14日(金) 晴れ


高松(05:00)〜丸亀経由〜南国IC〜登山口(09:20〜09:30)〜
山頂(11:44〜12:05)〜登山口(13:35)〜馬路温泉〜ごっくん馬路村工場
〜南国IC〜丸亀経由〜高松(19:30)


歩行時間 約4時間(休憩を含む)



森の巨人たち100選「千本山橋の大杉」
樹齢200年以上、樹高54m、幹周6,80m

馬路村魚梁瀬(やなせ)の千本山は高知県東部にあり、徳島県境に近く
四国で最も降雨量が多いところです。

そんな気候が日本三大美林の一つと言われる魚梁瀬杉を育ててきた。
樹齢200年〜300年と言われる巨杉が林立する山です。


駐車場下のつり橋「千年橋」

県道370号(千本山・魚梁瀬線)を奈半利川(なはりがわ)沿いに未舗装
の道路を(綺麗に整備されている)を4〜5km走ると登山口に着いた。
登山口はトイレもあり、車も数台駐車できるようになっている。

登山口の直下には木製の立派なつり橋が架かっている。
この橋を渡り千本山へのスタートが始まる。

渡るとすぐに「千本山橋の大杉」が天から見下ろすように立っている。


千本山橋の大杉


木道を歩く

木の根を保護するためだろうか。りっぱな木道が作られている。


親子杉

杉林

三又の大杉

杉林を歩く

20分ぐらい歩くと木道は終わり普通の登山道になった。
登山道を少し歩くと親子杉に到着。
ベンチが置かれ休憩所になっている。

ここからはだんだんと登山道が杉の大木に囲まれて来た。
でかさに圧倒される。杉の根もむき出しになっている。

登山道の脇には人が何人も入ることのできる三又の大杉
でんと構えている。みんなで中に入ってみる。
上を見れば枝は緑の葉をいっぱい付けて生き生きとしている。


鉢巻落としの杉

真っ直ぐに空を突き刺すような杉の林立
上を見上げると鉢巻でなく帽子を落としてしまいそうだ。


傘杉堂

展望台から魚梁瀬ダムが白く見える

真優美杉

命名板


真優美杉の樹皮

傘杉堂に到着。ここには東屋風の休憩所が立っている。
周りを杉の大木が取り囲み、屋根には杉の葉がぎっしり積もって
千本山の雰囲気を醸し出している。

そばには展望台があり、遥か下に魚梁瀬ダムが見える。
そして女優の中野良子さんが命名した真優美(まゆみ)杉が他の杉と
違う樹皮を誇らしそうに見せて立っている。


途中からの展望、雁巻山も見える
奥の稜線の向こうは徳島県


特別母樹林

登山道横のところどころに特別母樹林と書かれた表示がある。
今までどこかの山で見かけたかも知れないが余り気にもしてなかった。

特別母樹林とは優れた種を保存・採捕するため伐採などを制限する林。
林業種苗法に基づき農林水産大臣が指定する。」
1970年に始まり、現在全国に130カ所ぐらいあるらしい。
四国には何箇所あるのでしょう。


山頂近く


山頂

傘杉堂からは本格的な登山道になり、痩せ尾根や倒木を
乗り越えながら歩くと1時間足らずで千本山の山頂に到着。

山頂は木々に囲まれて展望はきかない。
少しだけ北の展望が望めるところがある。
甚吉森がかすかに見える。リーダーの話だと山頂から3時間で甚吉森に
行けるそうだ。

ここで昼食にする。さむ〜い・・コンビニ弁当のご飯がパラパラ
熱いお茶が最高に美味い。お茶で流し込む。気温はマイナス1度
早々に来た道を引き返す。早く温泉に入りた〜い。

今日は素直に真っ直ぐ伸びて、力強く天を突き刺すような
杉の大木に新しいエネルギーを貰った気がする。
元気で山歩きが出来る幸せを感じた一日でした。


馬路温泉

帰りに立ち寄った馬路温泉
広くはないがお湯は良かったですよ。400円(シャンプーなどあり)


ごっくん馬路村工場


オフィス


工場内

入湯後に「ごっくん馬路村」の工場を見学する。
事務所に行って見学申込書に記入すれば「ごっくん馬路村」が
一本付いて誰でも見学できます。
別棟にパン工房や産直売り場がありました。

綺麗な事務所とオフィスで若い人が生きいきと働いていました。
村おこし事業もこれくらいになるとりっぱなものです。
若い人が村に残ってくれるし、高齢者はゆずの生産に生き甲斐を
見出せるのではないでしょうか。