蓼科山たてしなやま(長野県 2530m)・霧ガ峰きりがみね
  (長野県 1925m)・美ヶ原うつくしがはら(長野県 2034m)

2007年8月24日(金)・25日(土)・26日(日) 
快晴


24日(金):高松(20:00)〜蓼科山七合目登山口(04:20)

25日(土)蓼科山七合目登山口(06:30)〜蓼科山山頂(09:30)〜
登山口(12:00)〜バスで白樺湖畔へ(昼食)〜バスで霧ガ峰
車山肩登山口へ出発(14:08)〜山頂車山(15:05)〜登山口(16;20)

歩行時間 蓼科山5時間30分(休憩を含む) 霧ガ峰散策2時間10分

26日(日):美ヶ原高原ホテル 山本小屋発(08:00)〜山頂王ガ塔(09:00)
〜山本小屋(10:20)〜バスで諏訪温泉(入浴)〜高松(21:45)

歩行時間 美ヶ原散策2時間20分


 7月は体調不良で白山登山をキャンセルしたので久しぶりに二泊三日
バスハイクになる。
今回は蓼科山に登りそして花の多い霧ガ峰美ヶ原歩くので楽しみだ。

20時に高松を出発する。参加者は定員を一人オーバーの36人。
久しぶりの夜行バス、なかなか眠れない。

うとうととしてる間に蓼科山の登山口についた。何か一睡もしていない感じ!!
外に出てみる。さすが早朝の1900m寒いぐらいだ。
ここで朝食の弁当を食べて出発の準備をする。


☆一日目 25日(土) 蓼科山と霧ガ峰


霧ガ峰から見た蓼科山

長野県のほぼ中心にある蓼科山は八ヶ岳火山群の最北端に位置する
独立峰で、その端正で美しい円錐形の姿は「諏訪富士」と呼ばれている。


登山口

笹原と唐松林

現地ガイドさんが二人来られ、二班に分かれて駐車場前の
鳥居をくぐり出発する。

しばらく笹原と唐松林の間を歩いていく。


展望の無い小石まじりの登山道を登ると西の方が急に開け天狗ノ露地
着く。振り返ると手前に霧ガ峰、奥に美ヶ原、更におくに浅間山が見える。

少し急坂になってきた。周りはシラビソコメツガの原生林に覆われている。
針葉樹林帯の展望のきかないゴロゴロ石の急坂を登ると前方に空が広がり
将軍平に着いた。
そこには蓼科山荘があり大勢の登山者が休憩をしていた。


蓼科山荘

蓼科山山頂

山荘は有料(200円)トイレがあり、またアイスクリームや飲料水、バッチ
などが売られていて商売繁盛の様子。
ここから約40分の直登で蓼科山の頂上だ。


大岩の登山道

キツイ登り

溶岩が固まった大岩の上を滑らないように慎重に登っていく。
段差が高く歩き難い。


頂上直下


山頂広場

山頂は広々とした岩だらけの広場だ。歩くのもままならない。
ロックガーデンのようだ。大昔はここが噴火口だったのだろうか。
天気が良いので360度の大パノラマ。素晴らしい展望だ。

東には八ガ岳連峰と奥秩父の山並み、西には霧ガ峰や北アルプス連峰、
南には南アルプスと中央アルプス、北には上信越の山が見える。


北アルプス連峰


素晴らしい展望

下山をして霧ガ峰に向かう

 霧ガ峰(花散策)


白樺湖と霧ガ峰

長野県の中央部、諏訪湖の北東に位置する霧ガ峰高原は四季折々に
さまざまな花が咲き乱れる植物の宝庫であり何時訪れても失望させられる
ことは無いと言われている。


いざ霧ガ峰高原へ

霧ガ峰にはハイキングコースが縦横にあるらしい。
私達は車山肩登山口から出発して緩やかな広い道を登って行く。


広い高原


花街道


道の左右にはお花畑が広がる


霧ガ峰最高峰 車山山頂

帰りは往路と違う道で帰る予定がなぜか通行止。
湿原に立ち寄れなかったのが最大の心残りである

別ルートで行けなかったのかな。
花の多い湿原に行きたかったなあ・・・


ヤマトラノオ

ヒメトラノオに似ているが葉がやや広く、柄が無いものをヤマトラノオと言う


マツムシソウ

マツムシソウの群生

ヤマトラノオ

ウメガサソウ

ヨツバヒヨドリ

ヤナギラン


ヤナギラン

高原で目立っていた花。花が大きくて美しく、葉が柳に似ている


ウスユキソウ

エゾカワラナデシコ

ハクサンフウロ

シラネニンジン

ナンテンハギ

ヤマトリカブト


お花畑


サラシナショウマ

シシウド?セリ科は良く判らない

ミヤマアキノキリンソウ

コバギボウシ

標高2000m美ヶ原高原ホテル山本小屋からの夕暮れ。
今日の一日は終わり。早くビールが飲みたいよ。


☆二日目 26日(日) 美ヶ原(花散策)


美ヶ原高原

信州の中央に広がる平らな高原、それが美ヶ原です。
標高2000mの地でありながら20万uにも及ぶ平原大地は他に類を見ず
それが「日本一高く、広く、美しい高原」と呼ばれる由縁です


美しの塔へ向かいます

牛の放牧

整備された広い砂利道を歩きます。道の両側には沢山の花が咲いている。
牛の放牧と野草の自生をどのように共存させているのでしょうか。


王ガ塔

ヤナギランの向こうは北アルプス

美ヶ原高原の主峰王ガ塔。ここから王ガ鼻まで展望を楽しみ、花散策を
しながら歩きます。はるか彼方に槍ヶ岳も見えます。


ノアザミ

オヤマリンドウ


ノコギリソウ


ハクサンフウロとウメバチソウ

トモエシオガマ


シャジクソウ

和名は葉が車軸状につくことによる。


ハナイカリとウメバチソウ


クサボタン

シャジクソウとウスユキソウ


コオニユリ


マツムシソウ

マツムシソウの白花


ヤナギラン


ヤナギランの花をアップで

濃いピンクは高原の中で特に目を引く。美ヶ原の花は霧ガ峰とほとんど
種類は同じらしい。霧ガ峰はニッコウキスゲが沢山咲くが美ヶ原は牛の
大好物なのでで食べられて少ないようだ。


お花畑

マツムシソウのお花畑


ヤマハハコとマツムシソウ


花と山

ミヤマダイモンジソウ


エゾカワラナデシコ

花をささえる苞が2対あり、3〜4対あるカワラナデシコと区別する。


オヤマボクチ

キオン