香川の里山 七宝山系 稲積山いなづみやま(404m)

高野山たかのさん(444m)・七宝山しっぽうさん(390m)


2008年1月27日(日) 晴れ


自宅(08:20)〜三豊IC〜高屋神社下宮(09:30)〜稲積山(10:25
高屋神社本宮)〜高野山(11:05)〜電波塔(11:23)〜七宝山(11:50)
〜不動の滝(13:10)〜四国の道(舗装道路)〜高屋神社下宮(14:30)

歩行時間 5時間(休憩を含む)


七宝山系

今日は朝起きると予想外の良い天気だ。
中旬頃から余り良い天気の日がなかったので、少し野暮用も
あったが急いで支度して出かけることにした。

この季節に家内と二人で行く山は里山歩きと決めている。
B社の山歩きに参加する以外は雪山の安全を確保できない。

そんなことで一度は行って見たいと思っていた七宝山系を歩く事にした。
七宝山系は讃岐三豊平野北側に連なっている。
その端に位置する稲積山の山頂には稲積大社高屋神社本宮
祀られている。


高屋神社下宮への階段

高屋神社下宮

高屋神社下宮の階段下は広くなっているのでここに駐車して出発。
もう少し上の神社の境内にも駐車をすることが出きる。


稲積山


桜並木の中を

大きな石柱

桜並木の中を左手に江甫草山(つくもやま)、瀬戸の海を見ながら
しばらく歩くと石柱の立った舗装された道になる。
この道は高屋神社本宮への参道だ。


中宮

落ち葉の道

舗装された少し急な坂を登ると20分足らずで高屋神社中宮に着いた。

途中で鉄砲を持った人に出会った。
聞いてみると猪の猟をしてようだ。
この下あたりで2頭仕留めたと言っていた。
しばらくすると銃声が3回聞こえた。獲物を撃ったのだろうか。
猪に間違えられたら怖いので今日は登山道を外せない。

舗装が切れると落ち葉の気持ちの良い登山道になる。
やがて視界が広がって有明浜などが展望できる。


眼下に有明浜が見える


本宮への階段

本宮

松林を通り過ぎると本宮への階段が見え始めた。
この長い、石を積んで造った階段を上がりきると本宮の境内だ。
ここが稲積山の山頂。裏へも回ってみたが三角点もなし。
後から登って来た人に聞いてみたが分からなかった。

昼食にもまだ早いので本宮から少し下がった小屋の間を通り高野山
に行くことにした。
樹林のなかを歩いて行くと巨石が現れる。
ここからの庄内半島方面の景色はすばらしい。


巨石と庄内半島


林道

少し下ると立派な林道稲積山線に出合う。
この林道を歩いていると左下に不老長寿の神泉と書かれたものが
立っている。行って見よう・・・


案内板

神泉

来てみると泉をネットで覆い、柄杓もおいてある。
乳白色の色をしている。いくら神泉でもこれでは・・・
神の水を飲んで腹痛を起こしたのではシャレにもならない。

引き返して林道に戻り高野山に向かう。
林道歩きの途中で高野山へはこの林道で良いのかなと少し不安になる。

ちょうど反対側から男性が歩いて来たので聞いてみる・・・
「はっきりは分かりませんが少し先の林道が交差した所に上に行く道が
ありましたよ」
と言う事だった。とにかく行って見よう・・・

「ところで不動の滝から歩いてこられたのですか」とお聞きすると
そうですが林道歩きでなく電波塔の裏に出てくる山道を歩いて来たとのこと。
言いこと聞いちゃった。私達もそこを下りよう。


ヒヨドリジョウゴの実

林道横に沢山の実をつけたヒヨドリジョウゴが残っていた。


林道が交差

高野山へ

今歩いてきた稲積山線七宝線が交差するところを登って行く。


ベンチのある四ツ尾

大きな水槽


一等三角点 高野山山頂

林道の交差点からわずかで四ツ尾に着く。
四ツ尾からも高野山はすぐ近くだ。
高野山(たかのさん)山頂には大きな水槽が設置されている
いったいどこで使う水なんだろう。
この水槽が狭い山頂を独占していた。

ここで分かったのだが、さっき行った不老長寿の神泉から引き返して
林道の交差しているところから登って来たが、引き返さなくとも山頂
来られたようだ。


電波塔

電波塔裏から登山道へ

林道が交差をしている所まで下りて来た
案内書には林道七宝山線を不動の滝まで下りるようになっているが
私達は電波塔の裏側から樹林帯の中を下りることにする。
展望は林道の方が良いのかもしれない。


ここは三ツ石と書かれた分岐

七宝山三角点?

余り道の良くない登山道を下って行くと、ここは三ツ石と書かれた分岐
出合う。右に行けば不動の滝だが左に行けば何処へ行くのだろう。
ここまで七宝山の山頂が分からず歩いてきた。

ちょうどここで登って来た男女5〜6人のパーティに出会う。
私が「七宝山の山頂ありましたか。」と聞く。「イヤ分からない」と言う。
私が「多分こっちなので行ってみましょう」と言って一緒に行くことにした。
途中に三角点がある。これが七宝山(389,8m)のピーク?だと思う。
更に先に行くと下りになったので分岐に引き返す。


途中から江甫草山と稲積山の斜面が見える


急坂を下りる

林道へ下りて来た

急坂をどんどん下りて行く。こちらから登れば結構きついかも。
坂を下り切ったところに分岐?がある。
左右に赤テープが巻いてあり、少し迷ったたが左へ行くと
すごく広くなった林道に下りて来た。

この林道横の登山口には赤テープはあるが登山道の表示は皆無だ。
ここから不動の滝まで10分ぐらい。


不動の滝


真ん中に虹が

このような素晴らしい滝があるとは知らなかった。
水量は余り多くはなかったが、50mを有に超える絶壁を流れ落ちる姿は
見事であった。

不動の滝から高屋神社下宮まで(5,3km)四国の道を歩いて帰ります。