高知散策

2008年11月10日(月)曇り


ネットを見ているとそろそろムラサキセンブリが咲き出した様子・・・。
少し早いかなと思ったがとりあえず行って見ようということで出発。
少々早くても数輪は咲いているだろう・・・

自生地の場所は大まかには知っているが初めて行く場所なので
見つかるかどうか心配・・・。
現地に着いて、車を止め様子を探るといきなり綺麗に開花した
ムラサキセンブリが目に飛び込んできた。

あっちにもこっちにもと沢山咲いている。
こんなにあるのに絶滅危惧種なのかな・・・。

平日なので私と相棒以外誰もいない。
二人で写真を撮りまくり・・・。


ムラサキセンブリ(紫千振)リンドウ科

正直なところムラサキセンブリは初見だった。
蛇紋岩地帯に生える、なかなか魅力のある花だ。


ヤナギノギク(柳野菊)キク科

蛇紋岩地帯に咲くキク。


ワレモコウ


ヤマラッキョウ


ツリガネニンジン

せっかく高知まで来たのだから水辺の植物を見て帰ろうと・・・。
高知市から東に向かう。
資料や地図とにらめっこしながら探索。これがまた楽しかった。
意外とあっさり見つかった。よかった・・・


タコノアシ(蛸の足)ベンケイソウ科

タコノアシが綺麗に紅葉していた。
タコノアシよりイカノアシに似てるように思うのだけど・・・

ここから海岸へ三度目の移動をする。


ツルソバ(蔓蕎麦)タデ科

暖地の海岸に生える多年草。
香川にも生えるのかな・・・


シオギク(潮菊)

徳島県の蒲生田岬から高知県の室戸岬をはさんで、物部川まで分布
するようだ。

室戸岬では植栽されたノジギク(もともと室戸には自生しない)との交雑が
進んで現在では純粋なシオギクよりも雑種の方が目に付くようになって
しまったようだ。

この個体は物部川と室戸岬の間で撮ったのだが・・・
雑種を確認してないので分からない。純粋種かな・・・
白い舌状花が少しあるのでやはり交雑種かな・・・


アゼトウナ(畦唐菜)キク科

花はヤクシソウに良く似ているが葉はまったく違う。
ツタの紅葉の中に咲いていて黄色が映えていた。


タイキンギク(堆金菊)

別名はユキミギク(雪見菊)・・・冬に咲くからのようだ。
和歌山県南部や徳島、高知県の海岸の崖に生える多年草。

茎はつる状に伸びて2〜5mにもなる。
高い木に絡み付いて咲いていたのでびっくりした。


ハマアザミ(浜薊)キク科

これらの他に見たのはヒキオコシ、シロノ(シロバナ)センダングサ、
ヤクシソウ、サネカズラ、アオツヅラフジ、タンキリマメなど。