高知散策(室戸岬方面)

2008年12月13日(土)曇り


流れ星さんが掲示版で植物観察会が13日(土)あるから皆さん
来ませんかとご案内をいただいた。

11月は都合が悪くていけなかったが今回は
海辺の植物の観察会だし、
海浜植物は余り知識がないのでぜひ参加したいとお願いした。

愛犬の介護があり、相棒と二人では行けないので私一人で参加する。
そして塩タタキも食べたいので高知で泊まることにした。


土佐くろしお鉄道阿佐線 下山駅(安芸市)

鴻上先生

当日は下山駅に集合した。
元県立牧野植物園の鴻上泰(こうかみやすじ)先生から今日の予定に
ついて説明があり、25人ぐらいで観察会が始まった。

鴻上先生とは初対面であったが植物学会では有名な方のようだ。


タイキンギク


タイキンギクのそう果

タイキンギクが沢山咲いている。別名は雪見菊で冬に咲くからである。


ヤナギイチゴ

黄色い果実が付きます。果実の色や様子はカニやエビの卵塊に
似ていて甘くて美味しいそうだ。


キキョウラン(ユリ科)


キキョウランの実

花の色がキキョウに似ているからキキョウランと言うようだ。


アコウ

こんな岩の隙間にも花が・・・


シオギク


テリハノイバラ


テリハノイバラ

テりハノイバラが陽だまりに実と一緒に元気に咲いていた。
流石、室戸は暖かいのかまだ蕾も・・・。


ハマボッスの刮ハ

カズラと名が付くものを4種類並べてみました。


サカキカズラ(キョウチクトウ科)


ハスノハカズラ(ツヅラフジ科)


クサスギカズラ(ユリ科)


フウトウカズラ(コショウ科)


ヒメイタビ

果実は直径2センチぐらいの球形。イチジクのようで甘くて美味しい。
オオイタビの果実も沖の島で食べてみたがヒメイタビの方が
はるかに良い味をしている。


シルエットはヤマモモの大木


ビロードムラサキ(クマツヅラ科)

別名コウチムラサキともいう。核果は直径2〜3oの球形で白く熟し
下部は萼に包まれている。歯抜け型分布する。


ヤブムラサキ(クマツヅラ科)

観察会も終わり、下山駅で昼食を済ませて、流れ星さん、モチ モチさん
ご夫妻、そしてYさんの5人で室戸岬へ花散策に行きました。

今日
、初めてお会いしたモチ モチさんご夫妻は気さくで野草のことも
詳しく初対面にもかかわらず親切にお付き合いいただきました。
私が想像してたとおりの人情味あふれる方でした。
ありがとうございました。Yさんも素敵な方で楽しい散策が出来ました。


シオギクとハマナデシコ


ハマダイコン


イワタイゲキ(トウダイグサ科)

海岸の岩場に生える高さ30〜50センチの多年草。
どんな花が咲くのでしょうか。見てみたい。


ハマナタマメ(マメ科)


散策中のモチモチさん


散策をしている皆さん


マサキ


アゼトウナと海


キンギンナスビ(ナス科)

果実は熟すと白色から赤色に変わる。帰化植物。
葉も茎もどこも刺だらけ。
見たときはいったい何かと思った。。


リュウゼツラン


シャリンバイ


ハマヒサガキ


シオギクとハマナデシコ


ウスベニニガナ(キク科)


シオギクと海


アロエの花


ガガイモ(ガガイモ科)

ガガイモの実は今まで見たことがなかった。
と言うより全体的に花ばかり気にして実に対して感心が薄かったかも・・・


クワズイモ(サトイモ科)

海浜植物には疎い私ですので撮り損ねた写真も大分ありましたが
初見の植物にも沢山出会い、実りのある散策が出来ました。
これもひとえに流れ星さんはじめ高知の方々のお陰です。

夜もお忙しいのにひろめ市場までお付き合いいただきましてありがとう
ございました。
来年もよろしくです。


次の日は高知県立美術館に行って「聖地巡礼 野町和嘉写真展」と
「モネの愛した浮世絵展」を見て帰りました。
ゆっくりさせてもらった2日間でした。