香川の里鷲ノ山わしのやま(322,4m)

2008年3月2日(日) 晴れ


鷲峰時(じゅうぶじ)山門(09:52)〜第一ピーク(10:20)〜第二ピーク(10:37)
〜第三ピーク(10:50)〜山頂(10:55〜11:15)〜第三ピーク(11:20)〜
石舟石棺(11:54)〜鷲峰寺(12:13)


歩行時間 約2時間20分(休憩を含む)


登山道から見た府中湖と讃岐富士

今日は自治会の川の掃除日。
8時から始まった掃除も40分ぐらいで終ってしまった。

「こんな良い天気なのに一日中家でいるの」とどこからか恐ろしい声
聞こえてきた。
は〜い・・いそいそと用意をして、我が家から登山口まで30分たらずで
行ける鷲ノ山に登ることにした。

鷲ノ山は府中湖の東側にある独立峰で標高は高くはないが高峰の
雰囲気を持っている。


鷲峰寺(じゅうぶじ)山門

釣鐘

鷲峰寺(じゅうぶじ)の山門前に駐車をさせてもらい緩やかな上りの参道を
真っ直ぐ歩くと本堂に突き当たる。


本堂

県指定の保存木モミノキ

本堂の前には樹齢350年といわれるモミノキが堂々と立っている。
お参りを済ませ本堂の左の登山道から鷲ノ山を目指す。


石仏

綺麗に整備された道

道沿いには修業・悟りの道として四国八十八ケ所の札所の名前
付けられた石仏がだいたい同間隔で置かれている。

お参りをしながら歩いて行くと鞍部に着いた。
鞍部は道が左右に分かれている。ミニ八十八ケ所は右側に続いて
いるようだ。左へ行けば鷲ノ山だ。

鞍部から山頂まで小さなピークが3つある。


急坂

展望が開ける

2つ目のピークへはロープのあるきつい坂を100mぐらい登って行く。
登りきると展望が開け讃岐富士、府中湖そして南西方向が眺望できる。


3つ目のピークが見える

ピークに向かう

この山が鷲ノ山と思ったら3つ目のピークだった。
低山なのに楽しい尾根歩きが出来る山だ。


3つ目のピークにある祠

鷲ノ山山頂

小さな祠のある3つ目のピークに着く。
ここを右に行くと山頂だ。

帰り道で出会った地元の人の話では昔は村人がここまで登って来て
何かまつりごとをしていたらしい。
だんだんとそんな行事も廃れていくのですね。淋しい気がします。

ここから山頂まで4〜5分。
山頂は雑木に囲まれている。葉の落ちた木々の間から展望が
かすかに望める。笹が綺麗に刈られている。
ここでティータイム
暖かい日差しを受けながらゆっくりする。


3つ目のピーク

赤松林

帰りは往路を帰らず3つ目のピークから東側に下りることにした。
急坂であるが道はしっかりしている。
展望のまったくない道を駆け下りると畑に出る。
そして民家の間を行くと県道に出た。石船バス停と書いてある

時間もあるのでバス停からさほど遠くない石舟石棺を見学する事にした。


石船天満宮

石棺

別の場所で発見された石棺を天満宮に持ってきて保存している。
この石棺は「割竹型石棺」とよばれ古墳時代前期のもので石材は
鷲ノ山で産出した石を使用している。


ジンチョウゲ


オウバイ


鷲ノ山全景

天満宮から人家の間の舗装道路を歩いて鷲峰寺まで帰る。
僅か2時間余りの歩きであったがなかなか面白い里山であった。
今冬最後の里山はどこにしようかな。