横倉山よこくらやま(高知県 800m)

2008年4月20日(日) 晴れ


自宅(06:40)〜織田公園第一駐車場(09:20〜09:35)〜兜嶽(10:40)
〜夫婦杉分岐(10:58)〜三角点(11:20)〜横倉宮・馬鹿だめし
(11:45〜12:20)〜空池(12:58)〜畝傍山展望所(13:32)〜杉原神社(14:08)〜
第三駐車場(14:17)〜第一駐車場(14:55)〜自然の森博物館〜自宅(18:15)

歩行時間 5時間20分 (休憩と花散策を含む)
(花散策をしながらゆっくり歩くので時間は参考になりません)


横倉山は植物学者牧野富太郎が多くの新種を発見したところであり、
気になっていた山の一つです。
またどの時期に行ったら良いか悩んでいた山でもありました。

私の頭の中ではコオロギランのインパクトが強く、初秋で
固定されてしまっていた。
しかし春も良いのではないかと思い歩く事にしました。

分県登山ガイドによると織田公園第一駐車場から歩行時間は2時間と
書かれている。
これなら別の山も散策できるのではと思っていたが・・・。とんでもない。
少し寄り道をしたので5時間余りもかかってしまいました。


登山口

登山道

織田公園第一駐車場に車を置いて出発!!
ここはトイレもあり10台ぐらいは駐車が出来そうだ。
車道を少し歩くと左手に登山口が見えて来ました。

横倉宮まで2,2キロメートルと表示されていて、四国の道にもなっている。


岩の登山道

くさり場

ふたりで野草の写真を撮りながらゆっくり歩いて来たので、
約1時間もかかって兜嶽のくさり場に着いた。
ここはこのコースで一番気をつけなければいけないところだ。


くさり場を登ると兜嶽に着き、そこには石鎚神社の祠がある。


越知市街

兜嶽からはすばらしい展望が望め、眼下には蛇行する仁淀川
越知市街が見える。


アケボノツツジ


アケボノツツジ

このあたりから登山道の右側にアケボノツツジが咲いている。
今年初めて見るアケボノツツジだ!!
期待をしていなかったので大喜び!!
少し花期は過ぎていたがまだまだ十分楽しめた。


山々と桐見ダム

さらに尾根道を歩いて行くと左下に満々と水を溜めた桐見ダムが見える。
そして美しい景色に見とれているうちに横倉山三角点に着いた。


横倉山三角点


登山道

尾根歩き

フイリシハイスミレ

オトメスミレ

尾根道の椿とアカガシの下を歩いて行くと間もなく横倉宮が見えてきた


横倉宮

横倉宮は安徳天皇が奉られているようだ。
この社殿の裏には80メートルもある断崖がある。
「馬鹿だめし」と言われている。


馬鹿だめしの上

馬鹿だめしの上で男性の先客が二人食事をしていた。私達も昼食にする。
風もなく暑いぐらいだ。


イワシデ

馬鹿だめしを下りて畝傍山展望所と空池に向かう


コミヤマカタバミ


ツルカノコソウ

ヨコクラツクバネソウ


空池

途中に安徳天皇陵墓参考地畝傍山展望所があるが、帰りに
寄る事にして先に空池へ行く。

空池は苔むした岩がごろごろしている。この岩は石灰岩のようだ。
少し周辺を散策して畝傍山展望所に向かう。


コガネネコノメソウとマルバコンロンソウ


ナツトウダイ


ミツバテンナンショウ

ミツバツチグリ


畝傍山展望所から見た馬鹿だめし

ここからだと馬鹿だめしの石灰岩の切り立った断崖をはっきり見ることが
できる。先ほどはあの崖の上で昼食をしたのだ・・・・・!!
このあと安徳天皇の陵墓にも寄ってみた。


マルバスミレ


ナガバノスミレサイシン

ヒメハギ


安徳天皇陵墓参考地

石柱で囲まれた大きな墓だ。参考地とはどんな意味でしょうね。
管轄は宮内庁と書いてありました。


整備された表参道


ツルシキミ

ガマズミとオンツツジ

帰りは表参道を帰ります。


杉原神社


杉原神社

表参道を降りていくと立派な神社が現れた。杉原神社だ。
この神社のそばには巨大杉が林立している。


第三駐車場

第二駐車場に下りてくるはずが着いたのは第三駐車場だった。
どこで間違ったんだろう。

どうも杉原神社から第二駐車場に下りられる石段があったようだ。
仕方がない。車道歩きが少し長くなっただけだ。車まで帰ろう。

帰りに横倉山自然の森博物館に寄ってみた。
安藤忠雄氏が設計をしただけあって、りっぱ過ぎるぐらいの建物であった。
展示内容についてはそれぞれ感じ方が違うので感想は言いません。

日本の滝百選に選ばれている大樽ノ滝へは帰り寄るはずだったが
通り過ぎてしまい見逃してしまった。

横倉山は初秋にもう一度歩いてみようと思っている。