寂地山じゃくちさん(山口県 1337m)
2008年4月27日(日) 晴れ
高松(05:00)〜丸亀〜吉和IC〜寂地峡案内所駐車場(08:45〜09:03)〜
寂地山山頂(11:40〜12:15)〜みのこし峠 分岐点(13:14)〜木馬トンネル
(14:46)〜駐車場(15:06)〜温泉〜丸亀〜高松(20:25)
歩行時間 約6時間(休憩を含む)
ブナ林の中のカタクリ
今日はB社の日帰りバスツアーに参加して25名で寂地山を歩きます。
一年に何度か中国地方の山歩きが企画されます。
瀬戸内海を越えるだけで咲く野草も違うので、中国地方の山歩きは
楽しみな一つです。
寂地山は山口県の最高峰で、カタクリの群生地としても人気の山のようです。
![]() 寂地峡案内所 |
![]() 車道歩き |
寂地峡案内所がある駐車場でバスを降りてここから出発です。
すでに登山口に近い駐車場は満車です。
ナンバープレートを見てみると九州や関西のナンバーもあります。
この山の人気の高さがうかがえます。
最初は舗装された林道を歩きます。
今日の歩行距離は案内図によると12,4kmです。
![]() 犬戻峡遊歩道 |
![]() 沢沿いの道 |
35分ぐらい歩くと休憩所のある犬戻峡遊歩道に着きました。
林道をショートカットしてこの遊歩道を歩きます。
犬戻の滝
遊歩道の横から犬戻の滝が見えます。
新芽も芽吹いてきました。
![]() ゴヨウアケビ |
![]() ナガバモミジイチゴ |
ビロードイチゴ(バラ科)
あれ・・よく見るとナガバモミジイチゴと花も葉も違っている・・・なんだろう
帰って調べるとビロードイチゴでした。
![]() 稜線 |
![]() 未舗装の林道 |
後で歩く稜線を見ながら整備された遊歩道を登って行くと再び未舗装の
寂地林道に出ました。
この林道の斜面にもスミレなどの花が見られます。
オオタチツボスミレ
![]() サンインスミレサイシン |
![]() エイザンスミレ |
スミレが沢山咲いている。ここにはジャクチスミレ(シコクスミレとスミレサイシン
との交雑種)と言う珍しいスミレが咲いているはずだが見つけることが
出来なかった。残念・・・
団体なので探すのが難しい。
シャッターを切るのもままならず、遅れながらツーカットが精一杯・・・
![]() 寂地山登山口 |
![]() 登山道 |
駐車場から約1時間30分で林道終点の寂地山登山口に到着です。
イカリソウ(メギ科)
ムラサキの花が咲いている・・・なんだろう。イカリソウだ・・・・
まるで園芸種のよう・・・四国では見たことがない
![]() ミヤマカタバミ |
![]() コチャルメルソウ |
登山道
整備された遊歩道(登山道)ですが階段が多いので疲れます。
山頂直下の鞍部に出るとカタクリが沢山咲いています。
![]() 山頂の賑わい |
![]() 山頂 |
山頂は大勢の人で賑わっていますが木々に囲まれて展望は
まったくありません。ここで昼食です。
カタクリ(ユリ科)
![]() |
![]() |
流石に人気の山・・・カタクリが足元に沢山咲いています。
![]() 稜線 |
![]() 稜線 |
山頂からは来た道を帰らず右谷山方面へ尾根を南に歩いて帰ります。
登山道横の笹の中にもカタクリが何処までも咲いています。
みのこし峠(分岐点)
この分岐から下りて行きます。駐車場まで100分と表示されています。
ウスギヨウラク(ツツジ科)
エンレイソウ
フウロケマン
![]() ナツトウダイ |
![]() シロバナニシキゴロモ |
ヤマエンゴサク
![]() 沢沿いの下り |
![]() 何処までも沢沿い |
分岐からは雰囲気の良い沢沿いの道を下ります。
この美しい沢は寂地峡です。
綺麗な水が流れていてワサビの花も咲いています。
沢沿いは私の一番好きな登山道です。
ワサビ
沢の中にはワサビがかたまって咲いていたがみんなに遅れるので
降りて行けなかった。
ボタンネコノメソウ(ユキノシタ科)
タチカメバソウ(ムラサキ科)
タチカメバソウ(ムラサキ科)も初見の花でした。
沢沿いの湿った所に群生していました。
四国には自生しない野草です。
![]() 木馬トンネル |
![]() 急な階段 |
突然トンネルが出できました。
長さは100メートルぐらいでしょうか。狭くて真っ暗です。
前の人の頭が邪魔をして出口の明かりが見えないので方向が分かりません。
前の人のリュックにつかまって歩きます。
手彫りのトンネルのようです。
このトンネルを抜けると続いてもう一つトンネルがありますがそちらへは
行かず五龍の滝へ急な階段を下ります。
龍頭の滝
龍門の滝
白龍の滝
登龍の滝
龍尾の滝
五龍の滝を見ながら寂地林道まで下りてきました。
まもなく駐車場です。
朝いなかったバスが10台ぐらい駐車をしてます。すごいですね。
寂地山は名前すら知らない山であったが・・・
野草も多くそして渓谷を歩くすばらしい山でした。
ゆっくりともう一度、季節を変えて歩いてみたい。