高越山こうつざん(徳島県 1122m)

2008年5月23日(金) 晴れ


自宅(06:35)〜ふいご温泉登山口(07:40〜53)〜43号鉄塔(08:06)〜
中ノ郷(09:25)〜高越寺(10:48〜58)〜山頂(11:10〜17)〜一等三角点
(11:20)〜高越寺(11:50)〜立石峠・食事(12:30〜45)〜
船窪オンツツジ群落地(13:00〜13:20)〜高越寺(14:04)〜中ノ郷(14:45)
〜ふいご温泉登山口(15:40)〜ふいご温泉入浴〜自宅(17:50)

歩行時間 約8時間(休憩と花散策を含む)


船窪のオンツツジ群落

高越山は徳島県の吉野川市山川町に座して「阿波富士」と呼ばれている。
子供のころから「おこおっつぁん」と呼び親しみを持っていた。
そうです!!私の故郷の山なのです。

子供のころに数回登って、高越寺で泊まった事もあったが山歩きを始めて
からはまだ一度も登っていなかった。
そんなことで久しぶりにオンツツジの群落地にも行きたかったので家内と
登ることにした。


ふいご温泉上の登山口

NO43鉄塔下を通って

ふいご温泉上の広くなった道路の横に駐車して出発!!
この登山道は四国電力の送電線の保線道になっている。


マルバウツギ


コガクウツギ

ツリバナ


コツクバネウツギ

ウツギなどがが沢山咲いている。花たちが苦しさを和らげてくれる。

NO44.45.46の鉄塔を経由する道は樹の花が沢山咲いている。
周りが明るくなって林道に出てきた。
ここで左右どちらに行くか迷った。
少し右に歩くと鳥居のある中ノ郷に着く!!


中ノ郷から見える高越山

登山口からここまで約1時間30分!!やっと半分かな・・・。


中ノ郷にある池

この池のそばに野生のなしの大木があるらしいが見落としてしまった。


エゴノキ

メギ

イブキシモツケ

ナツハゼ


女人堂

中ノ郷から女人堂まで約1時間!!
堂は荒れ果てて昔の面影はないが女人結界(女人禁制とする区域
赤レンガ作りの門柱が残っている。


後500mの里程標

大きな鳥居

大きな鳥居が見えてきた。もうここは高越寺の境内のようだ。


ハナイカダ

シロバナニガナ


フタリシズカ


高越寺の山門

鳥居から10分も歩くと急な石段の上に高越寺の山門が見える。


高越寺本堂

ここから山頂へ

約3時間で高越寺に着いた。
標高差が1000mもあるので結構時間がかかる。
何十年ぶりの高越寺。昔と変わってないな・・・。

本堂にお寺の人がいる。少し話をする。
昔は宿坊があり私も宿泊したが今はもう泊まらせていないと言う事だった。

寺の奥に立派な休憩所もある。
テーブルと椅子がおいてあり食事をしている人も・・・。
私達は昼食にはまだ早いので山頂に向かうことにする。
この釣鐘の横の石段を上がると10分で山頂だ。


ヤマブキソウ


ヤマブキソウ


タニギキョウ

クロフネサイシン


ツルキンバイ


山頂

山頂は立派なブナ林に囲まれて弘法大師の銅像が建っている。
展望は穴吹方面が見えるだけであまり良くない。


一等三角点

北へ少し行くと一等三角点があるがここも展望はまったくない。
写真を一枚撮って山頂へ引き返し、銅像の裏から奥の院を経由して
高越寺に帰る。

そしてオンツツジの群落地へ向かう!!
船窪のオンツツジ群落地までは高越寺から2kmぐらいのようだ。
山門の横から駐車場に向かってブナの原生林の参道を歩く。

20分も歩くと門柱のようなものが立っている。
振り返ってみると「先ず合掌・これより霊域」と書かれている。

このすぐ先が駐車場になっている。
ここまで車で来て高越寺にお参りする人が多いようだ。
そういえば参道で軽装の多くの人に会った。


立石峠

ここで昼食

駐車場からオンツツジ群生地までは車道を歩いて行く。
少し歩くと見晴らしの良い立石峠に着いた。

ピンクに染まったオンツツジの群落地が見える。
この景色を二人で独占して昼食!!


立石峠からオンツツジの群落地を望む


車道歩き

自動車がオンツツジの群生地に向かって何台も走って行く。
立石峠からも車道歩きだ。

車道歩きはあまり面白くない。
でもたまには珍しい野草に出会うこともあるかな・・・

オンツツジの群落地に到着・・・一面が真っ赤に燃えている。
7,8分咲きかな。久しぶりに見た船窪のオンツツジ
今年の開花状況は余り良くないようだが・・・。
でもこの群生は素晴らしい。枯れたりして数は少なくなっているようだ。

住民団体が補植をしようとしたが文化庁からストップがかかったようだ。
国の天然記念物に指定されていると維持管理は難しい。

オンツツジに満足して高越寺に戻り、登山口まで一気に駆け下りる。
やはり、我がふるさとの山は素晴らしかった!!