津志嶽つしだけ(徳島県 1494m)

2008年6月7日(土) 晴れ

自宅(05:40)〜津志嶽登山口(07:15〜30)〜石鉄大権現(08:10)〜
鞍部(09:10)〜鉄塔(09:41)〜津志嶽山頂(11:50〜30)〜鞍部(12:25)
〜登山口(13:20)〜そば屋〜木綿麻温泉〜自宅(16:30)


歩行時間 約5時間50分(休憩と花散策を含む)


シャクナゲ

津志嶽には5日にB社の企画で登る予定だったが雨と雷注意報が
出ていたので中止になった。

考えてみるとそんなに遠くはないので家内と二人で十分行ける範囲だ。
それなら土曜日は天気が良さそうなので津志嶽へ登ろうと思っていた。

そんな時四国発山歩きのreikoさんから天狗塚に行きませんかと
メールを頂く。どちらに行こうか迷ったが・・初志貫徹で折角のお誘いを
無にしてしまった。

私は天狗塚の周辺を散策して山頂まで行かないと思い込んでいた。
高松から3時間もかけて登山口まで行って散策だけとは・・・
そんな思いがあったのかも分からない。

後でぐるっと野の花の蘭ちゃんに聞くと山頂まで行きましたよとのこと。
えー。うそー何処で早とちりをしたのでしょうか。
reikoさん、蘭ちゃん次回はよろしく。


石鉄大権現の赤い鳥居

津志嶽神社の鳥居

旧一宇村役場を過ぎて少し走ると右手に赤い鳥居が見える。
大きくUターンしてこの鳥居をくぐり10分ぐらい走ると今度は津志嶽神社
鳥居が右手上に見える。
ここが一般的な登山口のようだ。
私達はこの鳥居を見逃して更に上に行ってしまった。


トイレの向こうに津志嶽が見える

久薮阿弥陀堂

真新しい舗装道路を1〜2分走るとトイレや駐車場があり久薮阿弥陀堂
建てられているところに着いた。

男性が1人登山の準備をされている。
「ここが登山口ですか」とお聞きすると「最近はここから歩かれている人が
多いようですよ」とのこと。でも登山口の標識等は何もない。

私達もここで準備して、トイレの横からアジサイが沢山植えられている
中を通って津志嶽に向かっていた。
するとアジサイの世話をされている人が
「津志嶽に行くのならもう少し上に車が駐車できるところが
あるからそこから登った方が良いですよ」と教えていただく。
折角教えてくれたので車を移動!


ヤマグワ


ここから出発

1分も走ると真新しい舗装が切れた所に車が5〜6台駐車できる
スペースがある。もたもたしたけど、ここに車を止めていよいよ出発。


ツレサギソウ

ミズタビラコ

ミズタビラコがたくさん咲いていた。


ミゾホウズキ

ヒメヘビイチゴ?


モノレールに沿って

たぬき?

民家の下の畑の間を通り過ぎるとモノレールの軌道がある。
この軌道に沿って平坦な道を歩く。

途中になぜか阿波狸発祥地と書かれたものが立っている。
祠の中には狸が3匹・・・
発祥地ね。うん〜


コナスビ

ユキノシタ


登山道の下には小さな滝が・・・


石鉄山大権現

石鉄大権現に到着!!ここまで40分
鳥居をくぐって奥に行くと釣り鐘がある。
一回ついてみる。静寂な山にボーンと鐘の音が・・・・響き渡る
心が洗われるよう・・・


天空の雫

水が流れ出ていて手水鉢に水が溜められている。
天空の雫!!どこかで聞いたことのある名前だな・・・

石鉄大権現すぐ上の登山道に落石注意と書かれている。
見ると畳一畳以上はあると思われる大岩が太い木を何本も切り倒して
落ちている。
上を見るとまだ大岩が木にもたれて止まっている。
この落石はどうも最近のようだ。
上を見ながら早足で通り過ぎた。

沢に木の橋がかけられている。木の橋はやはり趣がある。


沢歩き

再び植林の急坂

しばらくは植林の中の水が少し流れている沢を登る!!
薄暗くて暑い! 足元に注意をし、うんざりしながら歩く。


鞍部

津志嶽神社

鞍部に到着。ここから自然林の中の気持ちの良い稜線を歩いて行くと
津志嶽神社が見えてきた。
神社周辺は少し広くなっている。木々に囲まれて展望はきかない。


コミネカエデ

オトコヨウゾメ


鉄塔

きつい登り

鉄塔に着いた。ここで標高1250メートルぐらい・・・
山頂までまだ1時間はかかるかな・・・
ここからまたきつい登り。
沢を二つ越えるとぼちぼちとシャクナゲの樹が見え出した。
でも花はほとんど終っている感じだ。


黒笠山方面?


山頂まで20分と表示

潅木をかき分けなが山頂に向かう。


シャクナゲ


山頂の近くにはまだ咲き残りの花がすこしあって目を楽しませてくれた。
今年も余り花付きは良くない。
樹々がびっしり花を咲かすのはどんな条件下でしょう。
ここのシャクナゲの群生地は村?の天然記念物に指定されている


ギンリョウソウ

ギンリョウソウは珍しくはないが山頂近くには大群生で何箇所も咲いていた。
ギンリョウソウの群生って珍しいよね。


大きなブナ


クロフネサイシン

山頂近くなると大きなブナの樹が目立ち始める。
根元にはクロフネサイシンが着生して生きいきと花を咲かせている。


山頂

山頂には誰もいない。私達より先に行った男性は何処へ行ったのかな・・・
途中でも会わなかったし・・・

貸切で山頂で昼食!!
下る途中で男性と女性の二人連れにお会いする。
下からお久しぶりと挨拶されるがサングラスを掛けられているので
分からない。B社のツアーで一緒になる方だった。

その人は津志嶽神社の鳥居から登られたようだ。
車が見えなかったけどどこから登って来たかと聞かれる。
これこれしかじか・・・得したねと言われる。
別に得をしたとは思ってないですけど・・・ね。

得をしたといえば438号線沿いの一宇に美味しいそば屋があると聞いて
いたが私が通るときは店が閉まっていて、まだ食したことはなかった。
帰りにふと見るとのれんがかかっている。
「手打ちそば処 そばごや」
これはラッキー!今日、味見しないといつできるか分からない。
家内と飛び込む!!
メニューはざるとかけのニ種類。二人ともざるそばを注文する。
量も多いし、そばの香りがして美味しい。
粉もそこで挽いてそば打をしている。10割そばかな・・・
お薦めできます。500円でーす。
家内は出されたお茶も美味しいと買って帰りました。
何と35日ぶりに店を開けたそうです。

山にも満足し、美味しいそばも食べたので木綿麻温泉でゆっくりと
入湯して帰ってきました。