御在所山ございしょやま(高知県 1079m)

2008年9月8日(月) 晴れ

自宅(06:30)〜南国IC経由〜登山口(08:50〜09:10)〜境内広場(10:43)

御在所山山頂(12:00〜12:25)〜境内広場(13:05)〜登山口(13:50)〜

車〜大荒の滝(14:10〜35)〜南国IC経由〜自宅(17:00)

歩行時間 4時間40分(休憩と花散策を含む)
(花散策をしながらゆっくり歩くので時間は参考になりません)


奥物部連峰展望所から天狗塚、三嶺の山々が・・・

御在所山は高知市の北東に座していて貴人伝説や信仰の山である。

土曜は野暮用があったし、日曜は植物の会に参加したので山歩きには
行けなかった。
相棒が明日は天気が良さそうだからまだ登っていない四国百名山
御在所山に行こうと言う。うん〜
しようがないアッシーするか・・・


ここからスタート

車道終点からの登山口

国道195号線から「大荒(おおあれ)ノ滝」の看板を目印に車を走らせると
「平家の里・木馬(きんま)茶屋」の看板がある大屋敷登山口に着いた。

茶屋は閉鎖されているが広い駐車場やトイレもある。
茶屋の入口のそばには流し放しの水がホースと蛇口から2本勢いよく
出ている。蛇口は止めないで下さいと書いてある。

こんなことも書いてあった。
水の使用料1回 200円 アルプスよりも高いよ!!

木馬茶屋から車道をしばらく歩くと御在所山登り口に着く。
ここまで散策をしながら歩いたので30分もかかっている。
先が思いやられる。


植林の中を歩く

薄暗い植林の中をキョロキョロしながら1時間ぐらい歩いたかな・・・
すると前が明るくなり、上を見るとショベルカーが動いている。
法面(のりめん)の工事をしている。


境内の広場

工事のため登山道がなくなっている。
仮設道を通って上まで上がる。

そこはりっぱな車道が付いている。車でここまで来れるんだ。
そして奉納相撲で賑わったであろう土俵や大きな石の鳥居がある。
ここは境内の広場のようだ。

鳥居をくぐり石段の参道を登り山頂に向かう。
ここからは「韮生山祇(にろうやまずみ)神社」の参道である。


石段歩き

撮影中

狛犬に出迎えをされて石段を登るとスギの巨木が立ち並んでいる。

ここにも野草が咲いている。
こんな事をしながら二人のときはゆっくりと歩くので山頂になかなか
着きません。


夫婦松


参道の石段の横に大きな夫婦松がどんと生えている。
立派な大松だ。周りはスギばかりなのに何か不思議・・・。

夫婦松を過ぎてしばらくするとベンチのある展望の良い場所に着く。

ここからは南国市や高知市そして太平洋まで展望できる。
このすぐ上が尻見坂・・山頂まできつい登りが続く。


尻見坂

きつい登り

ロープが垂らされたきつい尻見坂を喘ぎながら登るとまた狛犬に迎えられ
そこには祠が建っている。
南海大地震で首と足がとれた鷹の石灯籠や石仏群の横を通り
最後の石段を登ると韮生山祇神社が見える。

この神社は安徳天皇と平教盛(平清盛の弟)を祀っているようだ。
うしろは本殿であろうか立派な建物がある。


韮生山祇(にろうやまずみ)神社

御在所山 山頂

御在所山の山頂は神社のすぐ裏側にある。
ここは薄暗く展望はまったくきかない。
奥物部連峰展望所50mと書かれた案内板に導かれ行ってみる。
そこには山名板が立てられている。


奥物部連峰展望所から

ここからの展望は素晴らしい。
天狗塚、三嶺剣山などの山並みが見える。
ここでゆっくりと昼食をして下山する。


大荒の滝

「平家の里・木馬(きんま)茶屋」から車で10分ほど奥にある大荒の滝
寄って帰路に着く。水量が少なくて残念・・・

☆今日の花


ノアズキ(野小豆)マメ科


ホドイモ(塊芋)マメ科


ノササゲ(マメ科)

マメ科の花を3種見っけ。ホドイモは前日に相棒は見ていたが私は
久しぶり・・・


マルバルコウ

オオハンゲ

チャボホトトギス

カラスノゴマ


センナリホオズキ(ナス科)


センナリホオズキの花


イガホオズキ(ナス科)

ホオズキが2種実をつけていた。


ツルリンドウ

コフウロ


ヒヨドリジョウゴ(ナス科)

白色のヒヨドリジョウゴは良く見るけど紫色は珍しいのかな・・・。
ヤマホロシかと思ったが良く見ると違っていた。


シモバシラ

ミズタマソウ

シモバシラが沢山生えていた。開花はこれから・・・数輪咲いていた。
ここのはシベがピンク。綺麗・・・普通は白が多いのだが・・・

ミズタマソウもヒロハミズタマソウと言うのがあるらしい。


ヤブラン(ユリ科)


ヒメヤブラン

ママコノシリヌグイ


オオハナワラビ

フユノハナワラビとの違いが分かり難い。
ルーペで毛を確認・・・


ハスノハカズラ

マルミノヤマゴボウ


ヒメコウモリソウ


ヒメコウモリソウ(キク科)

カニコウモリに似てるが何だろう。高さが花のトップまで30cm位。
葉の大きさは縦4cm、横は5〜6cm位でした。
この花はヒメコウモリソウ。初めての出会い・・・ヾ(〃^∇^)
もっと珍しい花にも出会った。

正直なところ御在所山がこんなに花の咲く山とは思っていなかった。
階段歩きの余り面白くない山、こんな先入観を持っていた。
分からないものですね。歩く時期も良かったかな。