東山森林公園
(高知県 360m)


2009年12月13日(日) 晴れ

歩行時間 約4時間30分(休憩を含む)

東山森林公園は安芸市が伊尾木の山林を5年間かけて整備した自然公園です。

前夜はネット仲間と遅くまで忘年会があり、少し飲みすぎてしまいました。
多分、翌日は早起きして遠くの高い山には行けないと思っていたので
分県ガイドでこの東山森林公園を調べていました。
朝起きると案の定まだアルコールが残っている感じ・・・

今朝は相棒の車に乗って出発です。
自分で運転するほうが気が楽で良いのですが・・・

国道55号線沿いの伊尾木公民館に駐車をさせてもらい、ここから歩きます。

室戸方面に歩道を少し歩いて左折すると伊尾木洞が見えてきます。
この洞窟に入ります。

真っ暗で上から水滴の落ちる長さが40〜50bぐらいの洞窟を抜けると
様子は一変して岩にびっしりとシダが生え、薄暗く、まるで
もののけ姫の世界・・・ちょっとオーバーかな・・・

沢山の種類のシダが生えています。

こんなところにオブジェが出てきたのにはびっくり・・・
この公園には沢山オブジェを置いてありました。

この伊尾木洞のシダの群落は国の天然記念物に指定されています。
群落の七種のシダ(ホウビシダ、コモチシダ、ノコギリシダ、ホウライシダ、
マツザカシダ、ソロヤマゼンマイ、クリハラン)は伊尾木洞だけに生息する種類
ではありませんが多くの種類が一ヶ所に生えるのは大変珍しいようです。

しばらく谷を遡行します。
テープも案内の表示も何にもないので適当に藪を歩いたりして上に向う・・・

あの橋を渡るかどうか考えています。
どちらを見ても道らしきものが見えません。

長さが3bぐらいで傾いて今にも落ちそうな木橋です。
直進の道は見えないので恐る恐る渡ります。

渡ったのはいいのですが今度は左右に踏み後が見えません。
引き返すのも相棒が怖いと言うので急勾配の竹やぶをほうほうのていで
這い上がりました。この竹やぶの勾配はきつかった。
竹がクサリ代わり・・・
出たところは畑・・・

近くの家の外に男性がいたので東山森林公園までの道を聞くとあんなところを
よう上がって来たなと笑われてしまいました。
もっと先まで遡行しなければならなかったようです。
そして親切に本来なら私達が通るところまで案内してくれました。

この橋のところに出てこなければならなかったのに・・・
でも前の橋のところをどう歩いたらこの橋に来られるのかわかりません。

山頂から下山途中に出会ったご夫妻に挨拶すると「高松から来られましたか」
と聞かれる・・・え〜なんで知っているのだろうかと不思議に思う。
車は公民館に止めているし・・・
今朝、私が道を尋ねた男性が話したようです。
そのご夫妻も最初来た時に私と同じように間違ったらしい・・・

橋から先はしっかりした道がついているが、人がほとんど歩いていないので
荒れています。
やっと遊歩道らしい道に出ました。

ここを左にしばらく歩くとこんな説明板があり、その左が公園入口でした。
東山森林公園は沢山のコースがあるようですが主要道以外は草刈がされて
いなくて通行禁止のところもあります。
花の咲く頃には草刈をするのでしょうか。

展望台が見えてきました。

展望台からは安芸市街と太平洋が・・・

一本のツツジが満開でした。
今年はよく見かけます。

この公園はシダ・・シダ・・シダと言っても過言でないほど山全体がシダの林床・・

高知の里山はまだ黄葉がきれい・・・

東山森林公園の山頂・・・
太平洋を眺めながら昼食・・・
下山は別ルートで帰ります。

僅か360bの山だが高山に来ているような錯覚が・・・

紅葉がきれい・・・

遠くに安芸奥の山、五位ヶ森が見えます。

途中から竜王池に下りてみました。
この池の水は朝通ってきた伊尾木洞の中を流れ太平洋へ・・・

池を一周する遊歩道がありますがこれも荒れていました。
シダが覆いかぶさってきています。
でもこの方が自然で面白い・・・

竜王池から上がる道が見つからない。道が途切れています。
階段を見つけて上がるとこんな藪・・・かき分けて進むと車道に・・・
車道沿いにはオブジェがところどころに・・・

草紅葉がきれい・・・

朝通った道を少し歩き、男性に教えてもらった橋を渡らずに直進して
民家の間を通ります。
突き当たりの神社の階段を下りて寅さん地蔵を見て車まで帰りました。
荒れ放題の公園だが結構楽しかった。歩行時間も4時間半・・・
楽しいハイキングでした。
海に少し寄り道して高松へ・・・高知は暖かくて良いな。