権田山ごんたやま(徳島県 1600m)
2009年5月19日(火) 晴れ
四季美谷温泉(07:40)〜林道駐車(08:35〜45)〜林道歩き〜作業小屋
(08:52)〜林道歩き〜登山口(09:25)〜権田山と勘場山の分岐(09:58)〜
権田山山頂(10:34〜42)〜夫婦ブナ(10:50〜11:00)〜権田山山頂(11:10)
〜権田山と勘場山の分岐(11:50)〜登山口(12:10)〜林道歩き〜
車(12:40)〜四季美谷温泉〜ルート193号線〜自宅(17:30)
歩行時間 約4時間(休憩と花散策を含む)
高丸山から続きます。
ちょうど10日前に四国山歩きレポートのreikoさんが権田山を歩かれていて、
そのときのレポートをアップされていました。
それによると登山道には新しい赤テープが付けてあり、迷うことはないと
書かれていました。
それなら相棒と2人でも登れるのではないかと思いました。
久しぶりにレポートをコピーして、念のため熊よけの鈴まで買って・・・。
今夜は四季美谷温泉で宿泊します。
きれいな施設です。
四季美谷温泉の地下足袋王子さん(平井支配人)が食事の前に親切に
権田山の説明をしてくれて、地形図と山座同定が出来る地図?までいただき、
コンパスも貸してくれました。
もちろん、私と相棒に地形図の見方を講習してくれましたよ。
そのときはなんとか理解できましたが、いざ鎌倉の時に使いこなせたで
しょうか。(笑い)
笑い事ではないです。携帯電話の繋がらないところでもしものことが
あればなおさら地図が読めなければいけませんね。
明日は相棒と2人の歩きになるのです。
地下足袋王子さんは雲早山〜高丸山まで9人を案内するようです。
翌朝、おにぎりを作ってもらって四季美谷温泉を出発です。
林道に駐車 |
作業小屋 |
勘場谷橋を渡り未舗装の林道を走ります。
途中で法面の補強工事をしていて、数人が道路を横断した
命綱を付けて斜面にぶら下っています。
地下足袋王子さんが「こんな者が行く」と連絡してくれていたので,
仕事を中止してすぐに通してくれました。仕事の邪魔をして
申し訳ありませんでした。
感謝です。
そこから先もダートな林道。2回、車から降りて岩をどけて通りました。
この作業小屋のところに駐車すればよかったのですが、様子が
分からないので怖くなり、少し下の広くなったところに止めました。
もちろん岩が上から落ちてこない場所か確認して・・・。
鈴をリュックに付けて |
林道歩き |
ここから林道歩きです。
熊が生息する山だとreikoさんが言っていたので相棒のリュックに鈴を
付けました。
この山、熊の食べ物があるようには思いませんが・・・
なに・・飢えてるから人間がご馳走・・・(笑)
この鈴、次回は何時付けて歩くのでしょうか。
イノシシ避けにでもしますか。
鈴をつけている人の後ろを歩くと頭が痛くなります。
うるさく感じませんか。
駐車したところから林道歩き40分で登山道と書かれた標識が現れました。
数メートル先に右へ入る林道らしき道がありますが、直進するとすぐに
また登山道と書かれた標識が木に取り付けてあります。
ここからが本格的な登山道になります。
シロモジの林 |
ブナ林 |
最初はシロモジ林そしてだんだんとブナ林に変わっていきます。
写真では分かりませんがかなり急坂です。
木の下の同じような景色の中を歩くのでテープを頼りに登ります。
きついと言いながら登っています。
登りきるとこんな平坦なところに出ました。
権田山と勘場山の分岐
少し歩くと権田山と勘場山の分岐の標識が見えてきました。
ここを右に下ると権田山方面です。お粗末な標識です。
この標識ではどちらへ行けば権田山か分かりません。
事実、私の知り合いは左へどんどん行ってしまったようです。
人気のない山はこんなものなのでしょうか。
標識なんて当てにするな・・・山歩きは地形図を見て歩けが基本なんですね。
バイケイソウ |
苔むす岩 |
分岐を下りるとブナの木の根元に緑の葉が見えます。
バイケイソウです。
こんな野草しか残っていないのですよね。
何年か先はもう毒草しか生えないのでしょうか。
でもこの苔むした岩の中に小さな花が背伸びをして咲いています。
帰りにゆっくりと散策をしてみよう。
もうここから権田山の山頂はまもなくです。
シロヤシオ
山頂の手前にはシロヤシオがところどころに咲いています。
権田山山頂 |
1600メートルの権田山の山頂に着きました。
色々な人から山頂までの登山道が不明瞭だとすり込まれていたので
こんなに簡単に登れて自分でびっくり・・・
山頂から西に10分ぐらい行くと大きなブナがあるようなので見に行きます。
シロヤシオとミツバツツジ
登山道の横ではミツバツツジとシロヤシオが微笑んでいます。
昨日歩いた高丸山にはかなりのシロヤシオが咲いていましたが、
権田山にも群生ではありませんが沢山の木に花をつけています。
誰もいない静寂な森の中・・・相棒と2人だけ・・・
ときたま鳥の甲高い声が聞こえてきます。
不気味ささえ感じます。
この木の根元を見てください。すっかり鹿に食われています。
太い木が何本もです。
いずれ枯れるのですね。厳しい現実です。
夫婦ブナ
山頂から10分ほどで大きなブナがあるところにやって来ました。
夫婦ブナです。
芽吹きがきれいです。
夫婦ブナ
ブナと展望に満足したのでそろそろ下山です。
苔むした岩のところまで下りてきました。
ここで昼食にします。小さな花も咲いています。
ワチガイソウ |
コミヤマカタバミ |
シコクスミレ
ブナの木に生えたアオベンケイ
林道まで下りてきました。後は193号線で高松まで帰ります。
帰り道の花
トチノキ
トチノキ
サワギク
イワガラミ
ルイヨウボタン
オオキヌタソウ
コミヤマスミレ
ヤブテマリ
帰りにある花を見つけて斜面を這い上がったらなんとその奥はお花畑・・・。
ルイヨウボタンとオオキヌタソウそしてコミヤマスミレの大群生・・・。
足場が悪いので人もほとんど入ってない様子・・・O(≧∇≦)O イエイ!!
登山靴を履いてないので余り上まで行けなかった。
キヌタソウは何度か見ているがオオキヌタソウはお初でした。
この2日間いい天気で、楽しい山歩きでした。まだまだ止められません。