木曽駒ヶ岳きそこまがだけ
(長野県 2956m)
2009年7月15日(水) 曇り時々晴れ
(1日目)
7月14日(火):高松(20:50)⇒明石大橋⇒中央道 車中泊
7月15日(水):駒ヶ根SA(03:15〜05:00)仮眠⇒菅の台
(現地バス乗り換え)⇒しらび平駅(07:00 ロープウエイ)⇒千畳敷駅
(07:10〜30)〜中岳〜木曽駒ヶ岳山頂(09:48〜10:20)〜千畳敷駅
(13:12〜14:00)⇒しらび平駅⇒菅の台⇒上諏訪温泉「朱白」泊
歩行時間 約5時間40分(休憩を含む)ゆっくりお散歩
中央アルプス木曽駒ヶ岳と霧ヶ峰を歩くベースキャンプのバスツアー
に参加しました。
相棒は同じコースを数年前に歩いているので今回は私だけ・・・。
このコースは山歩きというよりも花散策と言う方が良いかも知れません。
簡単な山なので募集人員も何時もは26名ですが今回は35名です。
私は花散策が楽しみで行くことにしました。
どんな花が咲いているのでしょうか。
霧ヶ峰は2度目ですが前とは時期が違うので楽しみ・・・。
心配していた天気も関東甲信越地方は梅雨明けをしたと言う・・・
ラッキーですね。
何といっても山歩きは天気に勝るものはありません。
四国からマイカーでアルプスへ行かれる方が結構多いですが長時間運転して
それからの登山はきついでしょうね。
私も行きたい思いはありますが躊躇してしまいます。
束縛はされますが安心、安全を考えるとバスツアーに限ります。
![]() 菅の台バスセンター |
![]() しらび平駅 |
バスは駒ヶ根SAで時間調整をして菅の台バスセンターへ・・・。
ここで現地バスに乗り換えてロープウエイに乗るためにしらび平駅
まで行きます。
一般車両はしらび平駅までは行くことが出来ません。
現地バス専用道路なのでしょうか。
紅葉の時期は早朝からロープウエイに乗るのに長蛇の列が出来るようです。
この時期はまだそうでもありませんでした。
千畳敷
宝剣岳
ロープウエイで標高差1000mを7分で登るとそこは雲上の世界・・・
標高2500mの千畳敷・・・。
目の前には宝剣岳が鋭くそびえ、そして千畳敷カールが広がっています。
ロープウエイのお陰で簡単にこんなところまで来ることが出来、素晴らしい
景色が見られるなんて何かずるをした気持ち・・・。
![]() 千畳敷カールの雪渓を歩く |
![]() 振り返るとロープウエイの駅が |
千畳敷カールにはまだ沢山の残雪があります。
5月に雨が少なかったので雪が解けなかったようです。
雪渓を渡ると八丁坂の始まりです。。
ガレ場が始まる
八丁坂は花崗岩のゴロゴロした急坂が続く・・
でも道はよく整備されています。
辺りには高山植物が咲いていて目を楽しませてくれます。
千畳敷カールの最上部の急斜面を登りきると乗越浄土(のつこしじょうど)に
到着です。
![]() 乗越浄土 |
![]() 中岳へ |
乗越浄土は広くて平坦な場所で稜線が開けています。
今日は強風で吹き飛ばされそう・・・。
ザックに差し込んでいたスポンジの尻敷を飛ばされてなくして
しまいました。
宝剣山荘の横を通って中岳に向かいます。
小高い中岳をを登ると目の前にどっしりした木曽駒ヶ岳が姿を現しました。
中岳から駒ヶ岳頂上山荘のある鞍部まで下りて山頂に向かう・・・。
![]() 駒ヶ岳山頂 |
![]() 駒ヶ岳山頂 |
木曽駒ヶ岳の山頂に着きました。
山頂には神社が2つ建っています。
山頂は岩だらけだが広々として、360度の大展望が・・・。
でもガスがかかっていて南、北アルプスなどを望むことができません。。
残念ですね。
風を避けてここで昼食です。
小さな野草が岩の陰にひっそりと咲いています。
馬の背の稜線
山頂から駒ヶ岳山荘のある鞍部まで登って来た道とは別ルートで下ります。
馬の背の稜線を帰る・・・。
この道も沢山の花が咲いて楽しませてくれました。
鞍部まで下りてきました。鋭い宝剣岳がガスが飛んだ青空にそびえています。
風は相変わらず強く飛ばされそうです。
富士山
天気も良くなり富士山の頭が見えます。
右には甲斐駒ヶ岳?が・・・。
千畳敷カールが見えるところまで下りてきました。
南アルプスはガスの中・・・。
千畳敷カールから上を見上げると今歩いてきたルートが見えます。
いい眺めです。
雪渓まで帰って来ました。
雪渓で滑らないように奥さんの手を引くやさしいNさん。
誰にでも出来るようで出来ないですね。
ロープウエイの乗り場までもうすぐです。
剣ヶ池から千畳敷カールを見るとまるでスプーンで掬い取ったよう・・・。
ここはロープウエイの駅からすぐ近くなので山歩きをしない人たちが大勢
散策をされてます。周りには可憐な花も沢山咲いています。
もう半月もすれば雪も解けてコバイケイソウなども咲き出しカールは
一面のお花畑になることでしょう。少し来るのが早かったかな・・・。
今日は強風で山頂近くは歩き難かったが、そこそこの天気に恵まれて
楽しい散策でした。
今夜は信州上諏訪温泉「朱白」で宿泊です。
3000m近くの山に登って、狭い山小屋でなく下界の温泉宿で泊まれるなんて
幸せですね。
美味しいお酒と料理そして温泉が待っていてくれています。
木曽駒ヶ岳の花
小さなお花畑(ヒメウスユキソウ、オヤマノエンドウ、ミヤマキンバイなど)
![]() チングルマ(バラ科) |
![]() クロユリ(ユリ科) |
ハクサンイチゲ(キンポウゲ科)
![]() ミヤマキンバイ(バラ科) |
![]() コイワカガミ(イワウメ科) |
イワベンケイ(ベンケイソウ科)
![]() イワツメクサ(ナデシコ科) |
![]() タカネツメクサ(ナデシコ科) |
ヒメウスユキソウ(コマウスユキソウ)キク科
![]() イワヒゲ(ツツジ科) |
![]() ツガザクラ(ツツジ科) |
キバナシャクナゲ(ツツジ科)
![]() キバナノコマノツメ(スミレ科) |
![]() ミツバオウレン(キンポウゲ科) |
ミネズオウ(ツツジ科)
![]() オヤマノエンドウ(マメ科) |
![]() オヤマノエンドウ(白) |
アオノツガザクラ(ツツジ科)
![]() ミヤマダイコンソウ(バラ科) |
![]() コケモモ(ツツジ科) |
イワウメ(イワウメ科)
![]() ヒメイチゲ(キンポウゲ科) |
![]() ハクサンチドリ(ラン科) |
沢山の花が咲いていました。でも見逃した花もいくつかあったと思います。
なかなかすべては撮れないですね。