。。。立山連峰。。。
雄山おやま 2992m
大汝山おおなんじやま 3015m
別山べつさん 2880m
(長野県・富山県)
2009年9月21日(月)〜23日(水)
9月21日(月)曇り:高松(19:50)⇒高松中央IC⇒北陸自動車道⇒立山IC
9月22日(火)小雨:富山地方鉄道立山駅(05:00)⇒立山有料道路(07:00)⇒
室堂バスターミナル(08:10〜25)〜一ノ越(09:40〜50)〜雄山(10:50〜11:20)
〜大汝山(11:50)〜真砂岳(12:45)〜別山(13:37)〜別山乗越〜雷鳥平〜
雷鳥荘(15:45)宿泊
歩行時間 約7時間20分(休憩を含む)
9月23日(水)曇りときどき小雨:雷鳥荘(06:50)⇒ケーブル・トロリーバス
⇒黒部ダム⇒扇沢(10:50)⇒高松(21:15)
雷鳥平
今回もベースキャンプの立山連峰バスハイクに参加する。
相棒は数年前に歩いているので今回は私一人・・・。
他の会社のツアーもあるがここは知り合いも多いし、無理をしないので今の
ところB・Cで行くことにしている。
トムラウシのこともあるので他のツアー会社も慎重になったかな・・・
余り慎重でも山歩きは面白くないし・・・
シルバーウイークの天候は良いと思っていたのにどうも後半は曇りのよう・・・
何とか雨よ降らないでくれと願いながら高松を出発する。
連休の中日・・高松道は大渋滞・・・
睡眠導入剤を飲んで眠りにつく・・普段飲まないので気持ちよく夢の世界へ・・
このバスは3列独立シートだから隣を気にしなくていい・・・
・・・・・・・・・・22日(火)・・・・・・・・・・
![]() 富山地方鉄道立山駅 |
![]() 桂台 |
早朝に立山駅に着く・・・
私達はここからケーブルカーに乗らないが、立山有料道路の通行できる時間
まで朝食を食べたりして時間調整・・・
今回は花もないし、デジイチは重いので、コンデジを2台持って来た。
ここで初めて写真を撮ろうとメインのコンデジを出すがなんと故障してる。
よく2台持って来ていたもんだ。
写真なしの山歩きになるところだった。携帯はあるけど・・・
もう一台の防水カメラが大いに役立ってくれた。
立山有料道路の始点の桂台に着くとゲートが閉じている。
7、8月は6時にゲートが開いていたのが9月から7時に変更になっていた。
ここで少し時間待・・・。
空を見ると少し青空も見える。天気も何とか大丈夫そう・・・
立山有料道路・・マイカーは通行禁止だが貸切バスは通行できる。
ここは標高666メートル、室堂まで標高差1800メートルを駆け上がる。
![]() 室堂(2420m) |
![]() 室堂を出発 |
下から見上げたら青空も見えたのに私達が室堂に着くと同時に雨が降り出した。
そしてこれから登る立山連峰もガスの中・・なんといやらしい・・・
ここでガイドさんと合流・・・このガイドさんなかなか厳しい人でした。
この話は後ほどに・・・
コンクリートの中に石を埋め込んだ道を登って行く。
![]() 草紅葉 |
![]() チングルマの紅葉 |
道の左右にはチングルマが紅葉している。きれいだな・・・
雨でメランコリーになった気持ちを和らげてくれる。
![]() |
![]() |
ガスと雨の中、大勢の登山者が一ノ越に向っている。
昨日は天気も良かったので凄い人だったようだ。
この時期になると雪渓も解けて見当りません。
![]() 一ノ越が見え出した |
![]() 一ノ越 |
一ノ越に着く・・・。ここまでは整備された登山道・・・
観光の人もここまでなら運動靴で来られそう・・・
でも雄山神社までは皆さん行くのかな・・・
ここには山荘やトイレもあるので大勢の人が休憩されている。
私達も小休憩して雄山に向う。
ここからは岩道のきつそうな登りだ。
一ノ越から振り返ると
振り返ると室堂や室堂平が眼下に広がっている。
岩の登山道
一ノ越からは山荘の正面のガレ場を登って行く。
![]() 雄山山頂 |
![]() 雄山神社社務所 |
四ノ越になると社務所が見え出すようだが今日はガスが濃くて
10メートル先が見えない。
一ノ越から1時間で雄山山頂に到着。
周辺が見えないので全体の様子が分からない。
手は冷たくて寒い・・・ここで昼食・・・。
社務所の中はストーブがあって暖かい。お守りやカップ麺も売っている。
中で食べることは出来ないので社務所の前のベンチで食べていると
太鼓の音がド〜ンと響く。
お祓いが500円と書いてある。お祓いの太鼓の音かな・・・
ここから大汝山に向う。
右を見るとガスの中に鳥居が見える。
鳥居の奥は頂上御本殿があるようだ。
![]() 鳥居の向こうは頂上御本殿 |
![]() この向こうは大汝山 |
雄山からは立山連峰の縦走路を歩く。
20分ぐらいガレ場のアップダウンを繰り返すと右手に大汝山へ行く
道が出て来た。
すぐ下には大汝避難小屋がある。
大汝山は立山連峰の最高峰・・・
私はてっきり山頂に行く事と思っていたのになぜか行かない。
私の横にいたグループでない男性が「5分でいけますよ」と言ってくれる。
団体行動なので私一人で行くことは出来ない・・・
ガスと雨で危険だったからかな・・・説明がなかったように思う・・・
残念・・残念・・・相棒の時は雨だったが山頂まで行ったようだ。
避難小屋の前で突如ガイドさんがここからは別山を経由して下りる健脚組と
途中から下りる組に分けると言う。
ここまでで前の人と5メートル以上離れた人は健脚組みはダメですよと
強い口調で・・・。ここからは少し早く歩きますからと・・・。
真剣に考えてくださいよ。ここは登山道が沢山有るのでこのガスの中で
迷ったら大変ですから・・・山は真剣に考えなければいけませんよと・・・
そんな事で健脚組16人と途中から降りる組10人に分かれる。
健脚組はガイドさんが先頭、そしてベースのスタッフが最後尾・・
そして途中から下りる組はベテランのベースのスタッフが付く・・・
もちろん私は自信はないが健脚組に・・・。
そんなことで出発するが、なんだか少し遅いなと思ったら
途中組が追いついてきた。(しばらく同じコースを歩く)
どうも健脚組にいた年配の人が遅かったようだ。
ここでガイドさんが「さっきあれほど言ったでしょう」とまたきつい口調で・・・。
その人に言っている。
その人を途中から下りる組に変更させた。
う〜ん難しいね。自分の体力・・・別山も歩きたいだろうし・・・
でも危険は回避したいし・・・時間の制約もあるし・・・
天気の悪い日だったからね・・・
![]() 富士ノ折立 |
![]() 真砂岳 |
真砂岳まで800メートルと書かれた道標がある富士ノ折立に着いた。
ケルンのある真砂岳・・・女性が一人食事をしている。
とにかくガスで相変わらず周りの様子が分からない。
![]() 別山山頂 |
![]() 別山山頂 |
アップダウンを繰り返し最後の坂を登ると別山山頂・・・
山頂直下には日本第3位の高山湖があるようだが何も見えない。
ガスの向こうには剱岳も聳えているのだろうな・・・
返す返すも残念・・・
![]() ナナカマドの紅葉 |
![]() 周りはオンタデの紅葉 |
真っ赤なナナカマド紅葉。オンタデの黄葉が何処までも続く・・・
![]() |
![]() |
だいぶん下りてきました。
雷鳥沢キャンプ場のテントが見え出した。
この辺りは夏だとお花畑だろうな・・・・お花畑を歩きたい・・・
![]() 木橋 |
![]() 雷鳥平キャンプ場 |
浄土沢に架かる木橋を渡ると雷鳥平キャンプ場・・・
天気が悪いのか思ったほどテントが張ってない・・・
連休前半は凄かったことでしょう。
綺麗な紅葉
![]() 雷鳥荘への石段 |
![]() 地獄谷の噴煙 |
キャンプ場の少し先から今夜の宿「雷鳥荘」へ石段を100メートルぐらい
登るがこれがきつ〜い・・・
途中からは噴煙を上げている地獄谷が見える。
雷鳥荘はここから温泉を引いているようだ。
私が少し遅れて雷鳥荘に着くとガイドさんが帰っている。
そうか泊まらないのだ。
急いだのは自分が帰らなければならないこともあったのかも・・・・?
そんなことはどうでも良い・・・さあ〜かけ流しの温泉に入ってビール、ビール。
今夜の部屋は8畳に6人・・広い広い・・・。
4人は顔なじみ・・・気安くていい・・・
・・・・・・・・・・23日(水)・・・・・・・・・・
雷鳥荘
今日も小雨が降っている。
出発する前に雷鳥荘の写真を撮ったがなんと偶然にネット知り合いの
里山倶楽部四国編 kyoさんご夫妻が写っていた。
びっくりしたぁ〜昨夜は同じ屋根の下だったのだ。
今日は立山黒部アルペンルートを通って黒部ダムに寄って帰る。
紅葉
雷鳥荘
紅葉と血の池
地獄谷の噴煙
ミクリガ池から一ノ越を望む
地獄谷の向こうは大日岳
チングルマの紅葉
黒部ダム
2日間雨とガスで展望はまったくダメであったがすばらしい紅葉を見ることが
出来たので満足しよう。
機会があれば花が咲き誇る季節にもう一度歩いてみたい。