香川の里山虎丸山とらまるやま(417m)
那智山なちさん(271m)
本宮山ほんぐうさん(346m)
(ミ ニ 熊 野 参 り)
2010年1月11日(月) 曇り
自宅(07:50)⇒高松中央IC⇒白鳥大内IC⇒与田川の堰側のJA駐車場
(08:50〜09:05)〜石風呂跡(09:18)〜砂防ダムの下(09:32)〜登山口(山道)
(09:42)〜三角点(10:11)〜虎丸山山頂(10:20〜30)〜与田川の堰(11:20)
〜那智山登山口(11:38)〜那智山山頂(12:06〜30)〜那智山登山口(12:45)
〜JA駐車場(13:00)⇒水主コミュニティーセンター(13:12)〜本宮山登山口
(13:17)〜本宮山山頂(13:56〜14:03)〜登山口(14:20)〜
水主コミュニティーセンター(14:25)⇒水主神社(14:32〜40)⇒白鳥大内IC⇒
高松中央IC⇒自宅(15:50)
(⇒車 〜歩き)
歩行時間 約5時間(休憩を含む)
本宮山から虎丸山を望む
今年、初めての山歩きは我が故郷の高越山に登ろうと考えていました。
正月の腹ごなしに近くの堂山を歩きましたがこれは散歩程度でした。
今朝の空は今にも雨が降りそうな曇り空・・・雨は大丈夫かな・・・
そんな心配もあったので・・高越山は天気の良い日に行くことにして
東讃の里山歩きに変更しました。
相棒と2人だと簡単に行き先を変更できるので良いですね。
水主(みずし)三山(虎丸山、那智山、本宮山)を歩こう・・・
虎丸山は新宮山とも言うそうです。
那智山の山頂でお会いした地元の住職さんが教えてくれました。
虎丸山は数年前に登っていますが那智山と本宮山はまだ歩いたことが
ありませんでした。
三山のトライアングルの中央に水主(みずし)神社があります。
「水主神社は836年に神階を授けられて大明神に累進した讃岐最古の
神社のようです。」
そしてこの三山には熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)
を勧請(かんじょう)しているためミニ熊野参りが楽しめます。
「勧請とは神仏の分身、分霊を他の地に移し祀ること」
高松自動車道を走り白鳥大内ICで下りて10分?ぐらいかな・・・
県道129号線の大きな交差点をほんの少し左折するとこれから
渡る与田川の堰が見えます。
その堰の側に今は空家になっているJAの事務所があります。
そこの駐車場に車を置かせてもらいました。
与田川の堰 |
石風呂跡 |
虎丸山への登山道は別所からのコースもありますが、前回来た時は2004年の
台風災害で通れなく、引き返して、今回のコースから登りました。
私は与田川の堰から歩きましたが車で登山口の近くまで行くことができます。
駐車する場所は最終民家の近くに2〜3台置けます。
また本格的な山道が始まる砂防ダム下にも駐車できなくはありませんが
折角歩きを楽しみに来たのですからここへの駐車はお薦めは出来ません。
与田川の堰から虎丸山への案内標識に導かれて歩いて行くと新宮石風呂跡
の石碑があります。
大正時代までここに石風呂(現在のサウナ)や宿があって大変賑わった
ようです。
ツルウメモドキ |
ソシンロウバイ |
ギンリョウバイ
レモン |
タンポポのそう果 |
こんな花や実を楽しみながらゆっくりと歩いていきます。
砂防ダムの下 |
立派な杖 |
最終民家のワンちゃんに見送られて左にまがり舗装道路がなくなると
橋が見えてきます。
正面には大きなコンクリートの砂防ダムが・・・。
橋のガードレールには竹で作られた杖が何本も差し込んであります。
こんな立派な手作りの杖は初めて見ました。
欲しかったぐらいでした。(笑)
モチツツジ |
シマカンギク |
まだまだきれいに咲いています。
ここから本格的な山道の始まりです。
里山にしてはなかなかキツイ登りになります。
三角点 |
三角点から虎丸山が |
登山口から約30分で少し横道に入ると373mにある三角点に到着です。
ここから虎丸山の山頂が望めます。
山頂直下のツバキの樹林の下・・・
虎ロープを掴んで登ります。
今日一番の急坂・・・
虎丸山山頂 |
山頂の新宮神社 |
山頂には新宮神社が祀っていて休憩所やトイレも整備されています。
東方面の展望は良いのですが今日は霞んではっきりしません。
私達が山頂に着いた時は誰もいませんでしたがしばらくして5人のグループが
登って来ました。
この時点ではこの山で多くの登山者に出会うとは思いませんでした。
少し休憩して、まだ2山を登るので先を急ぐことにします。
往路を下山します。
団体さんが2組も登って行きます。
この40人ぐらいのグループは大阪から来られたらしい・・・。
今日は虎丸山で70人余りの人に出会いました。
今年は虎の名前が付く山は人気のようですね。
与田川の堰を渡り返して県道129号線を歩いて那智山に向います。
道標があるので迷うことはありません。
奥に見えるのが那智山です。
ゆっくり歩いて与田川の堰から18分ぐらいで登山口に着きました。
登山口近くに数台駐車できるスペースがあるので車で来ても
良かったかな・・・
次の本宮山は水主神社の方面なのでその方が早いかも・・・
第一鳥居 |
那智山からの虎丸山 |
登山口から少し歩くと一つ目の赤い鳥居があり、ここを過ぎると先ほど登った
虎丸山が見えます。
一つ目の鳥居から20分ぐらいで二つ目の鳥居が目に飛び込んできます。
鳥居越しに見える展望がきれいです。
ここを過ぎるともうまもなく那智山の山頂です。
那智山山頂の休憩小屋 |
那智神社の祠 |
山頂は余り広くないが休憩所や那智神社の祠が建っています。
先客が3人休まれています。
その中の一人がこの下のお寺の住職さんでした。
虎丸山が新宮山と言う事やこの辺りが昔は栄えていた話などいろいろ詳しく
してくれましたが右から左に抜けてしまいました。
この山頂からは素晴らしい展望ですが霞んでいて残念です。
手前が本宮山 |
大内町方面 |
これから登る本宮山も見えます。
眼下には大内町も・・・
往路を下り、今度は車で水主神社の前を通り本宮山に向います。
水主神社を過ぎて2〜3分走ると左側に水主コミュニティーセンターと
本宮山登山口と書かれた標識が民家の横にあります。
標識に従って少し行くと水主コミュニティーセンターです。
車を水主コミュニティーセンターに駐車させて貰って出発です。
登山口 |
沢を渡る |
水主コミュニティーセンターから4〜5分で「くじら岩」の本宮山登山口と
書かれた砂防ダムの下に着きます。
登山口から少し歩くと沢があり、きれいな水が一丁前に流れています。
渡渉して登って行きます。
中間点の標識 |
ウバメガシに囲まれたやせ尾根 |
虎丸山と那智山はほとんど登り一辺倒だったが本宮山は所々に平坦な
尾根道があります。
さすが三山目となると少し疲れてくるので尾根歩きは助かります。
本宮山山頂
本宮山山頂に着きました。
この小屋の奥が山頂のようです。
本宮神社 |
くじら岩 |
ここには本宮神社があって神様が祀られています。
今回はミニ熊野参りなので三山とも相棒共々いろいろ祈願をしました。
もちろんお賽銭も忘れていませんよ。
神社の奥にはくじら岩があります。
大きなくじらが海から顔を突き出しているように見えます。
山頂
山頂からのくじら岩です。大きいですね。
なぜ山頂にこんな大岩があるのが不思議です。
ミニ熊野参りは終わりました。
冬場の里山歩きは楽しいですね。
雪山をラッセルしながら歩くのも、美しい霧氷をみながら歩くのも、
そして里山を歩くのも山の楽しみ方は人それぞれです。
こうして健康で相棒と歩けることに感謝しなければ・・・
今年の山歩きが始まりました。
水主神社 |
水主神社境内と灯明杉(県保存木) |
往路を下山して最後に水主神社にお参りをして帰りました。