稲叢山いなむらやま
(高知県 1506m)


2010年10月1日(金) 晴れ


稲村調整池駐車場(09:30)〜渓谷(洞窟)コース登山口(09:48)〜伝説の洞窟(10:40)〜

四差路(11:30)〜山頂(11:50〜12:15)〜送電線登山口(13:05)

歩行時間 約3時間30分(休憩と写真撮影を含む)



山頂から


そろそろセンダイソウが満開になっているころかな・・・久しぶりに見たくなった・・・
稲叢山に行かなければ・・・
土曜日に行く予定にしていたが、天気があまり良くないようなので急遽天気の良い
金曜日に変更する。

一人での平日の山歩きは出来るだけ止めようと思っているのだが・・・
花は待ってくれないのでしようがない・・・そして折角行っても開花はもう終盤かもしれない

稲叢山に向かう林道は前日の雨で小枝がたくさん落ちていたり、林道を塞いで
上から太い蔓が垂れ下がっていた。

四国電力の稲村山調整池駐車場に9時過ぎに着いたが他に車は1台もなし・・・
やはり平日だし、この山はオオヤマレンゲアケボノツツジの咲く頃、そして紅葉
頃でなければ登る人は少ないのかも知れない・・・
ゆっくり用意して出発する。


調整池

調整池を横に見ながら登山口に向かう。
花が沢山咲いている・・・ゆっくりと写真を撮る。

これが一人の良いところ・・・好きなだけ撮り、時間を気にしなくて良い・・・


アケボノソウ

アケボノソウは香川に少ないのに高知は雑草のごときありますね。雑草かも・・・


コシオガマとヤクシソウ


コシオガマの群生


コシオガマ

コシオガマが群生して咲いている。他の植物の根に寄生する半寄生植物。
特定の植物には寄生しないようだ。


アキノキリンソウ



渓谷コース登山口

やっと登山口に・・・


シコクママコナとシロヨメナ


フクオウソウ


沢を渡る

このコースは渡渉が数回あるので、昨日の雨で増水していないか心配していたが
大丈夫であった。


渓谷コースという通りが沢山見られる。紅葉の時期はこのコースはいいかも・・・


コンクリートの急な階段

この階段を上り10分ぐらい歩くといい感じの大滝が現れる。


大滝

大滝からまた10分余りで伝説の洞窟に着く。


伝説の洞窟

平家の落武者が非業の死を遂げたと伝えられる洞窟。
ここでリュックを下して写真タイム。センダイソウ、レイジンソウ、アサマリンドウ
などが咲いている。


センダイソウ(ユキノシタ科)


センダイソウ

今年のセンダイソウはもう終わりに近かった。そして暑くて雨が少なかったせいか
葉も縁が茶色くなっている。咲いている花は少ない。
写真を撮る個体が僅かしかない・・・残念・・・

レイジンソウはいつものように群生している。


レイジンソウ


アサマリンドウ


ジンジソウ

ジンジソウも今年は少ししか咲いていない。


こんな小さな滝?

大岩の間のザレ場を上り、少し右に行くと岩の上からこんな景色が・・・


アケボノツツジの紅葉

そして、そこから少し上に行くと赤く紅葉した木が・・・アケボノツツジのようだ。
この木は他の木と比べて紅葉が早いのかな・・・なかなかきれいだ。


稲叢山山頂

今日の山頂は暑いぐらいだ。誰もいないので岩の真ん中で昼食にする。
天気は良いし山は貸切・・なんと気持ちが良いのだろう。昼寝をしたいぐらいだ。

さあ・・そろそろ下山しよう。送電線コースで・・・
登りはゆっくりだが、下山のコースは花もないので50分で下りてきた。
やはり稲叢山は渓谷コースが一番山を歩いた気がする。


ウメバチソウ

こんな花も咲いていました