香川の里山妙見山みょうけんさん(320m)

城山きやま(462m)
郷師山ごうしやま(296m)


2010年2月6日(土) 晴れ


自宅(07:50)⇒ふれあいプラザ駐車場(08:55)〜もみじ谷公園(09:05)〜

妙見宮本堂(09:24〜35)〜小千貫(09:48)〜大師堂分岐(09:52)〜

星の石・千貫松(10:00〜10:10)〜妙見山山頂(10:17)〜大師堂分岐(10:28)

大師堂・妙見宮本堂(10:35)〜ふれあいプラザ駐車場(10:58)⇒

歩行時間 約2時間(休憩を含む)

昼食・移動⇒黒岩天満宮(12:28〜38)〜城山・郷師山鞍部(13:03)

〜城山山頂(13:45〜14:10)〜車道歩き〜城山・郷師山鞍部(14:52)

〜郷師山(15:06〜11)城山・郷師山分鞍部〜黒岩天満宮(15:26)

〜自宅(16:05)

歩行時間 約2時間50分(休憩を含む)


妙見山・星の岩から(粟島などの島々が広がる)

昨夜からの強風が朝になってもまだ収まっていないが天気は良さそう・・・。
少し風邪気味だが明日は少し所用があるので、今日歩かないと無駄な土日に
なってしまう。

今日は何時も通りの起床で良いので楽だった。
自宅を8時前にゆっくりと出発して仁尾町に向う。

まず仁尾町の北方の妙見山に登り、下山後は車で移動して坂出市の
城山郷師山に登る予定だ。


ふれあいプラザ駐車場から

妙見山

ふれあいプラザの駐車場に車を置いて落葉した木々の下の舗装道を
歩いて行くとこれから登る妙見山が正面に・・・。

妙見山は七宝山系の一つで地元では「朝日の妙見さん」として信仰を
集めているようだ。
中腹にある妙見宮は巨岩をそのまま天井屋根とした珍しい建物である。


今日の天気

こちらに来るとたいした風もなくすばらしい青空と雲が迎えてくれた。


もみじ谷公園の入り口

瓜石

駐車場から10分ほどでもみじ谷入り口に着いた。
ここを上に向う。
もみじ谷は秋の紅葉が美しい小さな渓谷である。
瓜石や茄子石と言う大岩の横を通りすぎると渓谷に赤い橋が架かっている。


渓谷に架かる橋

妙見宮への鳥居

この赤い橋を渡って上に向うと車道に出てきた。
ここを右に少し歩くと左手に妙見宮の鳥居がある。
ここの石段を登り詰めると妙見宮本堂が現れる。

本堂には北辰妙見大菩薩(宇宙を司り人の運命を支配する神様)が
祀られているようだ。


妙見宮本堂

開運の洞穴

本堂の屋根は天蓋石と呼ばれる巨石を自然のまま屋根として使用している。
本堂の右には巨岩の下を通り抜ける開運の洞穴がある。

干しイカのようにならないかと少し気持ちが悪いが開運と聞けば・・・
通らなければいかんでしょう。
途中に狭いところがあって怖いよ・・・
宝くじでも大当たりしてくれればいいのですが(笑)。


洞穴の出口

本堂の屋根石

上から見るとこんなに大きい一枚岩・・・

境内からは南の展望が開け、仁尾の町並みなどが見られる。
本堂の左手から西国三十三番観音霊場巡りの参道を登る。
10m間隔ぐらいに観音様が立っている。


小千貫

仁尾の町並み

途中に小千貫という展望所があるのでちょと寄ってみる。
岩の上に立つと眼下に仁尾の町並みや瀬戸内の島々が・・・。


大師堂分岐

星の石

観音様を拝みながら登って行くと分岐の標識と千手観音がある大師堂
分岐に着く。
帰りはこの分岐を大師堂方面に下りることにして千貫松方面に向う。
一登りすると山頂千貫松分岐だ。
先に千貫松に行くことにする。大きな星の石がある。
素晴らしい展望・・・今日一番だ・・・


粟島


手前は横峰山・・奥は紫雲出山と瀬戸内海


千貫岩に生える千貫松

少し下に下りると巨岩がある。千貫松とはこの岩に生えていた松のようだ。
先代は枯れて今は小さな松が根付いていた。

展望も堪能したので千貫松分岐まで帰り山頂に向う。


妙見山山頂

山頂に三角点はあるが樹木が茂り展望がない。


大師堂分岐

大師堂

下山は登って来た道を大師堂分岐まで帰り、大師堂方面に下りる。
この道は参道なので観音様が沢山祀られている。
大師堂、妙見宮本堂まで下りてきた。
あとは駐車場まで往路を下山して戻る。

下山後、少し昼食には早いが近くにラーメンで有名な「はまんど」があるので
行ってみるが何と11時半なのに大勢が並んでいた。
店舗も新しくなっていてびっくり・・・
並ぶのは嫌なので諦める。
うどんで腹ごしらえをして城山へ向う。

11号線を高松方面に帰り、城山のゴルフ場方面に右折する。
そして突き当りの三叉路をまた右折して少し走り、城山ケアハウス方面に
左折するとまもなく登山口の黒岩天満宮に着いた。


車道の横から

黒岩天満宮

車道の少し広くなったところに駐車して黒岩天満宮から出発・・・
車道沿いも天満宮の中も余り駐車スペースはない。


黒岩天満宮本宮

鳥居

鳥居をくぐり菅原道真公が祀られている黒岩天満宮にお参りをする。
鳥居まで帰り、鳥居の横から石段を上がると左側に郷師山への登山口がある。

郷師山登山口と書かれた標識が木に掛けてあったが、字が消えかかっていて
分かり難かった。城山へも、この道を登って行く。


振り返ると飯野山

しっかりした道

振り返ると飯野山が・・・
鉄塔に向って登って行く。道はしっかりしていて分かりやすい・
幅広の赤テープも木に付けてある。
途中に左へ行く保線道があるので行ってみる。
鉄塔下からの展望が良い・・・。


郷師山石窟仏

荒れた道

登山道に帰り登って行くと道の横に小屋で囲まれて保存された
観音菩薩像と地蔵菩薩像の石窟仏が祀られている。
このような石窟仏は香川県では数少ないようだ。


洞窟跡

石窟仏から少し上に行くときれいな水が溜まった洞窟がある。
これは中世頃の採石場の跡で、地元の伝承によると洞窟と海が
つながっていると言う。


郷師山と城山の鞍部

竹やぶの中

石窟仏から10分で郷師山と城山の鞍部に着いた。
車道がすぐ下に付いている。

分県登山ガイドではここから車道を歩いて山頂を目指すと書かれている。
でも右に踏み跡のしっかりした道が・・・。
相棒と間違っていたら帰って来たらいいと言う事で進む・・・
この登山道は山頂に向っているようだ。
車道を歩かなくて良かったよ。


登山道

マナイタ石

途中で車道近くに出てくるが右方向に向う。
樹木の間を歩いて行くとマナイタ石まで100mと書かれた表示が出てきた。
行ってみるとこんな石が・・・
この石は城山の城門遺跡にあったものをなぜかここに下ろして来たようだ。


山頂直下

山頂

山頂直下の急坂のクヌギ林をを上り詰めると山頂だ。
おぉ・・広いなぁ・・展望台も見える。
360度の大展望・・・
展望を楽しもう・・・
各種案内板やベンチが置かれている。
車で来ることが出来るので駐車場にはトイレもある。

城山(きやま)は名の表すとおり、山頂一帯に城の遺跡があり国の史跡に
指定されている。
台形をした溶岩台地である。


府中湖や鷲ノ山 左奥には堂山,六目山が見える


大高見峰・猫山そして奥は大川山?


番の洲工業地帯と瀬戸大橋


山頂にあるムクノキorエノキ?

山頂にあった木・・葉が落ちていたし、樹皮も確認しなかったので
名前が分からない。


山名板?

三角点

風の当たらない暖かいベンチでコーヒーを飲んで、展望も堪能したので
そろそろ下山する。
誰にも会わないと思っていたのに山頂下のクヌギ林で3人のグループに
出会いびっくりした。
帰りは途中から鞍部まで車道歩き・・・。


郷師山と城山の鞍部

郷師山山頂

郷師山と城山の鞍部まで帰って来た。
最後に郷師山に登って今日の里山歩きは終了だ。
鞍部から15分もかからず山頂に着いた。
山頂には多くの石が露出している。
この石は叩くといい音がするサヌカイト石のようだ。
三角点はあるが展望も無いので早々に来た道を下山する。


城山

途中から先ほど登った城山が見える。
黒岩天満宮まで下りてきた。
梅の花が咲き出していた。


天満宮の梅の花