早春の花(香川)

2010年2月

まだ寒い二月の香川の里山にも早春の花が咲き出した。
我家から程遠くないところに、最初に可憐な花を咲かせてくれるのが
ユキワリイチゲだ。
昨年は11日に開花していたのに今年は10日も遅かった。
そして1ヶ所はだんだんと株数が少なくなってきたようだ。



ユキワリイチゲ(雪割一華) キンポウゲ科  2/23日

近畿地方以西の本州,四国,九州に分布する。
地面を這い,秋にはここから根生葉を出し、(夏は葉を落として眠っている。
こんな植物をスプリング・エフェメラルと言う)
早春に花茎を伸ばし,その先に直径3〜3.5cmの花を1個付ける。
薄紫色をしていて花びらのように見えるのは萼片・・。

黄色の葯がきれいですね。



セリバオウレン(芹葉黄蓮) キンポウゲ科 2/25日

数年前に偶然見つけた自生地に行ってみる。
広い範囲に点々と咲いているが今年はなぜか少ない気がする。

葉が少ないのかな・・・よく見ると兎の糞が沢山転がっている。
奴が葉を食べたに違いない・・・

たった独りで思い存分写真を撮らせてもらった。
山の中での独りは寂しい・・・
相変わらず、へたくその写真ばかり・・・

先日高知でコセリバオウレンを初めて見たのでセリバオウレン
との違いが良く分かり楽しかった。

私はオウレンスプリング・エフェメラルと思っていたが
よく考えてみると夏でも葉が残っているので違うのですね。

こんな花たちが咲いて香川の里山にも春がやってきた。
これからはますます野山を歩くのが楽しくなりますね。