西の冠岳にしのかんむりだけ(愛媛県 1894m)


2010年6月6日(日) 晴れ


自宅(05:50)⇒高松西IC⇒西条IC⇒土小屋(08:30〜55)〜面河分岐〜

西の冠岳お花畑(11:15〜12:35)〜面河分岐〜土小屋14:30〜40)⇒

自宅(17:25)

歩行時間 約7時間30分(休憩を含む)


ユキワリソウ(サクラソウ科)


土曜日は幼稚園の運動会に一日付き合わされて・・くたくた・・・
山歩きするより疲れてしまった。

でも明日も良い天気のよう・・・
ぼーとししているわけにはいかない・・・どこかに花を見に行かなくちゃ・・・
さて何処に行こうか・・・
そうだ西の冠岳のお花畑に行ってみよう・・・
何時もの年なら花は終盤だろうが、今年は全体に遅れているので
ベストの開花かも分からない。とにかく行ってみよう・・・
明日も一人だな・・・

わが家を6時前に飛び出して高速に乗る。
瓶が森林道を一人で運転するのも久しぶり・・・
途中で写真を撮りたかったが一気に土小屋へ・・・
土小屋は相変わらず賑わっているが駐車場はまだまだ開きスペースが・・・
ゆっくりと用意して出発する。

ここで魔法の杖を忘れたことに気が付く・・・
私はどんな山に登るにもストックが必要・・・
これを持っているとなぜか安心な気持ちになれる。
赤ちゃんのおしゃぶりみたいなものかな・・・(笑)

写真を撮るときに三脚代わりに使ったり、ストックの上に膝を乗せてズボンの
汚れを防止したり、もちろん蛇が出てきた時は・・・
そんな使い方もしている。


土小屋から石鎚、西の冠、二の森が

真っ青な空ではないが下山まで雨の心配はないだろう。

山岳信仰の聖地・・石鎚山・・・この時期でも白装束の人が歩いている。
失礼してこのお2人さんを追い越させていただき先を急ぐ・・・

登山道の上を見れば満開のシャクナゲが石鎚にその美しい姿を見せている。

写真を撮りたくなるところから今日も一枚・・・


マイヅルソウ

ヤマシャクヤク

イシヅチテンナンショウ

フモトスミレ

こんな花が道沿いに咲いていて目を楽しませてくれる。
石鎚の本格的な野草の花のシーズンはこれからだ。

二ノ鎖小屋で十人ぐらいの高知の団体さんと一緒になる。
流れ星さんヤマガツオさんのことを聞いてみたがご存じなかった。
山の会もぜんぜん違っていた。会の名前は忘れてしまったが・・・
このグループも西冠にいくようだ。
ここからグループの一員となって歩く(笑)。

面河分岐を下りて行こうとして、ふと横を見ると「花の山を歩こう」のKさんに
よく似ている人が座っている。
サングラスを掛けているのではっきり分からない。
声をかけて間違っていたら失礼なので先に進む。

西の冠岳、二の森そして真ん中に堂ヶ森の山頂がのぞく。
何時見てもここからの景色は大好きだ。

笹原の中に延びる二の森、堂ヶ森へと続く気持ちの良い縦走路
高知のグループの後を歩く。

笹の中を歩くと思って、スパッツを着けて来たが、きれいに笹が刈られていて
その必要はなかった。

振り返れば石鎚山が今歩いてきた縦走路の向こうに・・・。

もうまもなくお花畑だ。
花は期待通り咲いていてくれるのだろうか。
そんな高鳴る気持ちでお花畑へ・・・
イワカガミやキバナノコマノツメはここまでの縦走路で少し見かけた。

お花畑に着くと満開のユキワリソウが今が旬よと迎えてくれた。
絶好の開花・・・すばらしい・・・
そこにはキバナノコマノツメ、イワカガミも一緒に咲いている。


ユキワリソウ


ユキワリソウ

このユキワリソウはサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
キンポウゲ科のミスミソウやケスハマソウもユキワリソウと言われている。


キバナノコマノツメ


キバナノコマノツメ


イワカガミ

こんなきれいな花が咲いているお花畑で遊んでいると面河分岐で
声を掛けようと思った人がやって来た。やはり花の山を歩こうのKさん
ご夫妻でした。
そしてどこかで聞いたことのある声がする。なんと流れ星さんご夫妻
やって来ました。こんなところで会うとはびっくり・・・・
みなさん花の匂いに敏感だ。

私はここで昼食をしたりして大休憩・・・
1時間以上のんびりしてしまった。
すぐ上の西の冠岳の山頂には行かず流れ星さんご夫妻と土小屋に向う。
今日は本当にのんびりさせてもらった良い一日だった。
早く帰って美味しいビールを飲もう。