四国カルスト周辺花散策

2010年8月6日(金)〜7日(土)


7月10日頃から体調が特に悪くなり、B社で予定していた8月のアルプスへの
バスツアー
は払い込みをしていたが2件キャンセルした。
秋の紅葉シーズンの歩きも申し込みをしていたが全て断わった。

残念・・今年の夏は何処へもいけない・・・静かにしておこう・・・
と思っていたのだが・・・薬を飲みだして2週間ぐらいしてから体調が良くなって来た。
キャンセルするのが早かったかな・・・そのときはとても山歩きをする気になれかった。
でも団体での山小屋泊まりはやはりダメのよう・・・

家族となら泊まりで行けそうだ・・・しばらく歩いていないのでどこかに行きたい。
久しぶりに四国カルストが良いかな・・・歩きも楽だし、花も楽しめる・・・
さて泊まりはどこにしようか。
ネットで調べると梼原町の「雲の上のホテル」に空室があった。
名前が気に入ったのでここに宿泊予約をする。

我家を午前7時前に出発して四国カルストに向う。
高度を上げるにつれてガスがかかって来た。
今日は時々雨も降る最悪の天気だ。
展望も最悪・・・
どうもこの数日は毎日こんな天気のよう・・・。
雨の止んだ合間に花の写真を撮る。

宿泊するホテルにも近いので大野ヶ原に行って見た。
こちらは良い天気で日が照りつけて暑かった。


ヒメユリ

ヒメユリがまだ元気に咲いていた。
先日、塩塚峰で一株見ることが出来たがここでは
ところどころに咲いていて草原の緑の中でよく目だっている。
昔はもっともっと草原を彩っていたのだろう。

なんて朱色の激しい色をいてるのだろう


エゾスズラン(アオスズラン) ラン科


エゾスズラン

エゾスズランに初めてお目にかかった。カキラン属のようだ。
なぜスズランと言うのでしょうか。花の形がスズランに似ているからかな・・


オオバノトンボソウ


トンボソウ

このトンボソウはところどころに咲いていた。


ギンバイソウ

ツクシクサボタン


ヤマホトトギス


キレンゲショウマ


キツリフネ

ハバヤマボクチ


カセンソウ


トサノコゴメグサ

このトサノコゴメグサは高知県と徳島県に分布するようだ。
高知県では絶滅危惧種1A類(ごく近い将来に絶滅の危険性が極めて高い種)
になっている。
初めて見たわけではないがこんなに希少種とは知らなかった。

この時は思い込みでトサノココメグサと思っていましたが知り合いから
タチコゴメグサとご指摘を受けました。
訂正をさせていただきます。


ツリガネニンジン

アキノタムラソウ

コフウロ

シコクフウロ


ミツバベンケイソウ


ミツバベンケイソウ

ミツバベンケイソウは咲き始め・・・小さな花が開きかけていた。


タニタデ

ハンカイソウ


シシウド


カキラン

カキランはもう終わり・・・僅かに咲き残っていた。


ヒメヨツバハギ


ヒメヨツバハギ

このヒメヨツバハギは愛媛県の絶滅危惧種になっている。
茎は直立し高さ10〜40cmぐらいだ。


ホソバノシュロソウ

コバノギボウシ


ミヤマナミキ


ミヤマナミキ(シソ科)

ミヤマナミキも咲いている。高さは5〜15cm。
花も小さくて写真を撮るのに苦労する。
小さい花の撮影は相棒の方が上手だ。


キヌタソウ

シオガマギク


コテングクワガタ

この花も小さくて地を這うように咲いていた。
この花なに・・・初めて見る花・・・クワガタソウの花に似てる。
帰ってからネット仲間に尋ねると帰化植物のコテングクワガタと教えて貰った。
四国カルストで咲いていてコテングクワガタとはこれ面白い・・・


ヤブミョウガ


タキユリ

帰り道で見たヤブミョウガの群生と元気の良いタキユリ

朝ホテルの外を見ると辺りはガスに覆われている。
でも青空も見える。晴れればもう一度四国カルストに行きたい。
8時過ぎになると晴れてきた。急いでまたカルストに向う。
しかしまたまた10時半ごろからガスが覆って来た。
そんなことで2日間の写真が混在している。

雲の上のホテルの大浴場は改装中ですぐ下の別棟の温泉で
入浴したが料理も温泉もグーでしたよ。
そして何よりも楽しかったのはカルストの花の種類の多さでした。
体調の悪さも吹っ飛んでしまいました。
また秋に行きたいなあ〜と・・・思っている