高知の植物観察会に参加

2011年4月9日(土)〜10日(日) 


9日・10日と高知で2つの植物観察会の4月例会が開かれる。
昨年の11月を最後に参加していなかったが、気候も良くなり野草の開花情報も耳に入るので
泊まりで参加することにした。天気も最高のよう・・・どんな花に出会えるか楽しみだ。

9日は香美市土佐山田町に集合・・・。今日の参加者は私を含めて19名、お馴染みの顔が見られる。
すぐに足元に咲いているスミレ、ノジスミレ、ヒメスミレの話で盛り上がる。



ハルリンドウとフモトスミレ


ハルリンドウ

ハルリンドウが咲き始めていた。陰にするのと日が当たったまま撮るのと色が違う。
上が自然の感じ・・・なかなか可愛い


コショウノキ


シハイスミレ

シハイスミレ


フモトスミレ


タチツボスミレ?

タチツボスミレかな・・・花はすごく小さく、はっきり開いていない。ちょっと違うかも・・


シロバナジロボウエンゴサク


シロバナジロボウエンゴサク

其の他シロバナショウジョバカマ、スミレ、ノジスミレ、ヒメスミレ、センボンヤリ、
ヒメイカリソウなどが咲いていた。

会の終了後に誰かがアリアケスミレの大群生地があるというので見に行く。


アリアケスミレ


アリアケスミレ

公共施設の芝生の中に大群生・・・かなりの面積だ。
ヒメスミレも群生で・・・


ヒメスミレ

そして今日の最後に今回私がぜひ見たいと思っていたサツマイナモリ
自生地にSさん夫妻に案内をして貰う。

少し時間的に遅くなってだんだんと暗くなってくるので写真が撮れるか心配・・・
現地に着き、数撃てば当たると思い、シャッターを切りまくった。


サツマイナモリ


サツマイナモリ

ここの場所はもう花は終わりに近かったが、きれいなのも残っていてくれて良かった。


翌日に別場所で撮ったサツマイナモリ


今夜は高知泊まり・・・ひろめ市場での一杯楽しみだ。

塩タタキが美味しくてアルコールを飲みすぎたかな・・・
ホテルに帰るのに道を間違えて工事現場にいるガードマンに
私の帰るホテルはどちらでしょうと聞いてしまった(笑)。


10日は土佐植物研究会の第447回月例会・・
参加は2回目だが今期から正式に入会させて貰った。この会は香川植物の会と同格で交流もある。

県立美術館の駐車場に8時に集合し、車に分乗して工石山青少年の家に向かう。
観察場所は土佐町三辻山(1108m)・・工石山の北に座している。

私は終了後寄り道してから直接高松に帰りたいので一人で運転していく。
今日の参加は山岡会長を初め29人、昨日一緒だった人の顔も見られる。


9:03 車道歩き

9:23 三辻山登山口

青少年の家の駐車場に車を置かせてもらって三辻山登山口まで車道を下がって行く。
車道横をキョロキョロしていくので登山口になかなか着かない。


登山道

登山道

高知と言えども少し標高が上がると野草はほとんど見られない。
昨年の今頃はスミレ類も沢山咲いていたようだが・・・今年はどの山も遅れているようだ。


ススキの道

9:52〜55 樫山峠

ススキに覆われた広場に着いた。ここは樫山峠のようだ。
昔は人が行き来し茶屋もあったらしい。


10:03 赤良木峠との分岐

木にに登っている鹿

この分岐を直進すると赤良木峠行くがここを右に曲がり三辻山山頂を目指す。
ここには珍しい白骨ヒノキがある。まるで鹿が木に登っているよう・・・。
そして岩の上からは高知市の展望が望めるようだ。

そこで誰かが吹いているのだろう。
美しい横笛の音色が聞こえてくる。なんて長閑で平和なんだろう。
震災の起こらなかった四国だからこそ悠長に山歩きが出来るのだ。


トサノミツバツツジの樹間?

ヒメシャラも生える自然林

高知からこんな近くでありながら、ここにはヒメシャラやブナなどの自然林が残っている。
そしてシャクナゲの木も多い。なかなか素晴らし山だ。
植物の観察会だが野草はなにも咲いていない。今日は自然を楽しもう・・・


シャクナゲの木が多い

10:33 休憩所

冬枯れの自然林の中をしばらく歩くとあずまやのような休憩所が見える。
休憩せずにそのまま山頂に向かう。


10:38 三辻山山頂

山頂からの工石山

山頂は広くはないが360度の大展望。北西にはパラポラアンテナが・・・
そしてその奥には石鎚山系が?かすかに見える。
南には浦戸湾・・・
工石山は目の前に・・・。

昼飯には少し早いが皆さん腹がすいたと言うので私も付き合って食べることにする。
山頂で80分ぐらいゆっくりと過ごす・・・風もなく気持ちの良い天気・・・


山頂

山頂

山頂は満員・・・やはり山は天気の良いのが一番・・・
そろそろ下山の時・・・
帰りは休憩所まで下り、工石山登山口に下りる。


下りは人工林

林道

人工林の中をどんどん降りていくと未舗装の林道に出る。
そしてこの林道をまた下っていく。


青少年の家の上

工石山登山口

工石山青少年の家が建つ赤良木トンネルの下に下りてきた。
時間的にはたいした歩きではなかったが結構いい山だった。

ここではあまり花が見られなかったので別場所に全員で移動する。
そこで会長にHIROさんはもう高松に帰ったのかと思ったら帰らずにいたのですねと・・・
折角高知まで来ているのだから最後までいますよ。

解散後私は一人でどうしても確認したい花があったので行って見た。
2週間前に蕾だった花がまだ一輪も開花していないどうなっているのだろう。
そんなことを思いながら一路高松に帰る。



エイザンスミレ


スミレ


オカスミレ


アケビ


ゴヨウアケビ

其の他シロバナネコノメソウ、フデリンドウ、ハナヤスリ、など
今年は高知も野草の開花が遅れている。

5月例会は梼原町九十九曲峠、高松からは遠いが天気が良ければ参加しよう。