岩黒山いわぐろやま(愛媛県1746m)

筒上山
つつじょうざん(愛媛県1859m)


2011年6月4日(土) 晴れ


自宅(05:35)⇒西条IC⇒土小屋(08:15〜08:35)〜岩黒山(09:29〜35)〜丸滝小屋(10:00)

〜尾根分岐(10:20)〜筒上山(12:17〜12:43)〜手箱越(13:13)〜丸滝小屋〜

土小屋(15:31〜55)⇒西条IC⇒自宅(18:30)


歩行時間 約7時間(撮影タイムと花観察が長いので時間は参考になりません)


天気情報によると土曜日は良い天気だが日曜日は早くも雨になりそうだ。
その土曜日は幼稚園の運動会で家内からビデオ係を仰せつかってる。
タイミングが悪く暇な時と天気がうまく一致しない。

金曜日は土日が動けないと思って香川から出て、ちょっとした山で花散策を楽しんできた。
夕方帰宅すると「孫が熱があるので明日の運動会は行けそうもない」と家内が言う。
鼓笛隊の練習もしてきて、楽しみにしていたのだが残念・・・
でも熱が下がれば鼓笛隊だけには参加するかもと・・・

「ビデオはもう撮らなくていいから何処へでも好きなところに行ってね」と・・・
家で居ても粗大ごみになるだけなので山に出かけることにした。

ことしはチャンスがなくてきれいなアケボノツツジを見ていない。
ネット情報では筒上山のシロヤシオ(ゴヨウツツジ)はちょうど満開だと書かれている。
そうだ、それなら少し遠いが筒上山にシロヤシオを見に行こう・・・。

夜の内に準備をし、明日の4時起きに備えて、早く床に入るがなかなか眠れない。
起きたのは5時・・・西条のコンビニで朝飯を食べ、昼飯も買って土小屋の登山口を目指す。
今朝の瓶ヶ森林道は土小屋近くなるまで対向車に一台もあわず・・・。
8時15分ごろ土小屋の駐車場に到着したがもうすでに多くの車が駐車していた。


登山口

石鎚方面

登山口から少し歩くと岩黒山と筒上山の分岐がある。今日は岩黒山経由で筒上山に行くのでにとる。
私がスタートするちょっと前に何人も登って行ったが岩黒経由の登山道には声も聞こえない。
みんな直接筒上山に向かったのだろう

途中から眺める今朝の石鎚山は少しガスがかかっていて山頂がぼんやりとしか見れない。


ウラジロモミ林

声が聞こえる

今日は歩きだしてすぐに虫が顔にまとわりつく・・・慌てて虫よけスプレーを取り出して予防する。
これからの時期は虫対策が必須だ。

そして登山口から30分余り経っただろうか・・・上の方でどこかで聞いた声がする。
なんと上を見上げるとネット知り合いのreikoさんの顔が目に飛び込んできた。
見渡すと他に蘭ちゃん、keitannさん、え〜ちゃんの4人グループが歩いている。
びっくり・・・この時期に考えることはみんな同じなんだ・・・

そこから図々しくグループに合流をさせて頂き、行動を共にする・・・お世話になりました。


岩黒山山頂

山頂から石鎚方面

岩黒山の山頂に着いた。360度の素晴らしい展望・・・石鎚連峰が一望だ
でも山頂は狭いので他の登山者が来ると長居は無用・・・早々に下山する


岩黒山から下る

岩黒山

名残り惜しいがジグザグの道をどんどんと下って丸滝小屋に向かう。
振り返れば今登って来た岩黒山が見える。


筒上山

丸滝小屋

丸滝小屋まで下りて来た。
小屋裏の行場にヒカゲツツジの群生地があるのだがもう終わっているらしいのでパスする。
何もかも一緒に見るのは難しい・・・。


イワカガミ イワウメ科


新緑

橋を渡る

鳥居の前から筒上山に向かう。右を見ると深い谷の向こうに丸滝山の垂直の岸壁がそそり立っている。
深い山に来たことを感じさせる。そして急な下りを足元に注意しながら下りて行く。

断崖に架けられた鉄の橋を数ヵ所渡り、20分ぐらいすると手箱越え経由のトラバース道と尾根分岐に着いた。
今日は尾根を歩いて筒上山山頂に行き、手箱越えに下りて来る予定・・・。
ここの分岐に標識はあったかな・・・なかったようなのだが・・・

私はここから山頂に行くのは初めてのコース・・・楽しみ・・・こんな登山道があるのを知らなかった。
一人だったら尾根から登っていなかっただろう・・・合流させてもらって良かった。
分岐辺からシロヤシオが現れだした。この辺りの花は先が少し痛み、終わりかけたのもある。


尾根道

シロヤシオの間から石鎚山

尾根に入ると道は笹に覆われているが踏み跡はしっかりしている。
笹の中の歩きは好きでないが乾いているので歩くのに支障はない。

シロヤシオの大木が登山道の両側に満開の花を咲かせて迎えてくれた。
あっちにもこっちにもと言う感じ・・・凄いな・・この時期に来るのが初めての私は感激するばかり・・・・
花びらもきれいだ。・・・シャッターを切りまくる、でも白花はうまく撮り難い・・・


シロヤシオ(ゴヨウツツジ) ツツジ科

落葉低木または高木。高さ4〜7mになる。
シロヤシオは敬宮 愛子内親王(としのみや あいこないしんのう)のお印でもある。
お印(おしるし)は日本の皇族が身の回りの品などに用いる微章・シンボルマーク


シロヤシオ


笹の深い尾根道

尾根道

次から次に現れるシロヤシオに乙女隊はキャッキャと声をあげてなかなか前に進みません(笑)
いったい何枚写真を撮ったのでしょうか。


シロヤシオ


シロヤシオ


ヒカゲツツジ

ヒカゲツツジはもうほとんど終わっていたが咲き残りを少し見ることが出来た。

シャクナゲもあちらこちらでたくさん花を付けていた。


シャクナゲ


山頂は近い

山頂は近い

登山道の左にはバイケイソウが群生している。この花は鹿が食べないのでどこの山にも多い・・・
上が明るくなって来た。そろそろ山頂が近いのかな・・・


筒上山山頂が見える

振り返れば

山頂が見えてきた。そして振り返ると青空の下に石鎚山が・・・最後の坂を上ると筒上山頂だ。


山頂

山頂

筒上山山頂に着いた。山頂はたくさんの登山者が休憩したり食事をされている。私たちもここで昼飯にする。
ここも展望は最高・・・日差しが強く暑いぐらいだ。
山頂にはネット仲間が何人も居られたようだ。顔の広いreikoさんが紹介してくれる。

reikoさんゼリーありがとう。山の上で食べると特に美味しかったよ。
reikoさんの分を食べてしまったね。今度お返しするからね。

手箱まで行こうかどうしようかと言う話になったが私たちの長い撮影と花観察では帰りが
遅くなるということで今日はここから下山することにした。


もう一つの山頂が

手箱山が見える

筒上山は同じ標高の山頂が2峰ある・・・双耳峰?本当の山頂は?


クサリ場

クサリ場

クサリ場まで下りて来た。皆さん無事通過・・・後はのんびり帰るだけ・・・


修業道場から筒上山を望む

撮影中

帰りものんびり歩きで・・・。岩黒山をトラバースして土小屋に戻る。
こんな良い天気に歩けて幸せ・・・みなさんお疲れ様でした。
そしてありがとうございました。7時間のゆっくりした歩きでした。