クリンソウの群生地 三(御)嶽みたけ(兵庫県 793m)
2012年5月17日(木) 晴れ
高松(06:00)⇒丸亀⇒坂出IC⇒丹南篠口IC(09:34)⇒大乢(おおたわ)登山口(10:05〜20)
〜三嶽(11:20〜33)〜クリンソウ群生地・昼食(12:08〜50)〜火打登山口(13:38)
〜駐車場(13:50〜14:00)⇒まけきらいの湯(14:30〜15:25)⇒丹南篠口⇒淡路SA
⇒津田の松原SA〜高松(18:50)
歩行時間 約3時間30分(休憩、花散策を含む)
クリンソウ
三(御)嶽は兵庫県篠山市にある多紀連山の主峰である。
多紀連山は鎌倉時代から室町時代にかけて丹波修験道場の中心地として栄え、
三嶽はその中心であった
しかしながら、丹波修験道は大峰山に代表される大和修験道との争いに敗れて
主峰三嶽の南側直下の大岳寺などは焼き払われた。
そんな歴史ある山にクリンソウの大群生地があると仄聞していたが、
遠くて一人ではとても行く気力はなかった。
見に行きたい、でも遠い・・・そんな事を思っていたとき、ベースキャンプのツアーに
三嶽縦走の予定があった。
これは花を見るチャンス到来と・・・クリンソウを見るために即参加することにした。
遠くの山歩きはツアーが一番・・・
本当は19日の三嶽と小金ケ岳の2座を歩く方に申し込んでいたのだが
運動会と重複したので変更してもらった。
往路は丸亀経由で行くので瀬戸大橋を渡ったが、登山口まで4時間。
やはり遠い・・・
復路は鳴門経由で帰ったが時間はあまり変わらなかった。
![]() 大乢(おおたわ)登山口 |
![]() キツイ階段 |
大乢(おおたわ)登山口からスタート・・・奥の山が三嶽だ。
少し歩いたところでハプニングが・・・・・
なんと女性が履いていた靴の底が両方とも剥がれてしまった。
バスはまだ回送されずに駐車をしていたし、スニーカーを履いて来られていたので履き替えて難を逃れた。
やれやれ・・・
このコースは長いきつい階段の登りがある。
ここでもちょっとしたことが・・・
長い階段なのでグループの列が長くなった。
私達が尾根に上がると最後尾のスタッフからリーダーに連絡が入る。気分が悪くなった人がいると・・・
リーダーがあわてて戻る。ここで休憩して待つ・・・
大したことはなかったようだ。多分階段の登りが苦しかったので気分が悪くなったのだろう。
リーダーは色々と大変・・・お世話になります。
![]() 尾根道 |
![]() 山頂 |
階段を登りきると快適な尾根道となる。そこから25分位で三獄山頂だ。
展望は良いが今日は霞んでいる。
山頂のすぐ下から朝登って来た登山口とは違う火打登山口に向かって下りる。
![]() 段差のある下り |
![]() 大岳寺跡 |
急な下りの登山道を歩き、大岳寺跡を過ぎると間もなくクリンソウの群生地だ。
すごい・・・これが4〜5年前に笹の花が咲いて、枯れた後に出現したクリンソウの群生地なのか。
ロープのずっと先までピンクに覆われている。ワンダフル・・・
クリンソウを見ながら昼食にする。
クリンソウ サクラソウ科
クリンソウ
![]() |
![]() |
多紀連山のクリンソウ自生地は日本有数の規模で、約4haに17万株が自生していると推定されている。
クリンソウはサクラソウと同じくハート形の花びらが5枚あり、背後を見ると一つの花に繋がっている。
花は4〜5段咲くのが普通である。
それでも九輪草・・・
![]() 鹿よけゲート |
![]() 人家の間の登山道 |
クリンソウの群生地から約40分で火打登山口に下りてきた。
ここから10分ぐらい歩いてバスのところまで帰る。
クリンソウはすごい群生だった・・・群生地は点々としているようなので17万本はなかったと思うが
最高の状態で見ることが出来て幸せでした。
遠くて、度々は来れないかも・・・
天気も良くて楽しい花見遊山だった。